【カップの麺ぜんぶ食う】第171回 ニュータッチ 凄麺 鶏しおの逸品 ★5
ニュータッチ 凄麺 鶏しおの逸品
調理時間 4分
麺 60g
熱量 356kcal
炭水化物 53.8g
食塩相当量 8.1g
信頼と実績のニュータッチ凄麺シリーズですが、これはぶっちぎりの完成度かもしれない。とりあえずカップ麺オブ・ザ・イヤー2020のトップ5に入ってくることは間違いない。そのくらいにウマいカップ麺でした。
ただし気をつけなければならないのは食塩相当量8.1gと成人病まっしぐらな数値なこと。スープを沸騰させて蒸発させたら食塩の粒が出てくるんじゃないかってくらいにしょっぱいし、このスープをプールに注いだら泳ぐのが上手になりそうなほどにしょっぱい。
でもそういうカップ麺に限ってスープまで飲み干したくなるほどウマかったりするんだから困ったもんだ。体に悪いものほどウマいを地で行くカップ麺なのです。
新型コロナで不要不急の外出を自粛させられてるなか居酒屋でビールをグビッと飲んだら最高にウマいだろうし、昔からダメなものはウマいし、食べたくなっちゃうんだ。フグだって食べたら死ぬかもというスリルが研究家の探究心を刺激したんじゃないかしら。
話が逸れました。フタを開けると小袋はかやく、液体スープ、特製トリュフオイルの3袋。麺は極細のノンフライ麺です。
熱湯を注いで4分で完成。スープは透き通ってるし、麺は見るからに繊細なシコシコ麺。見た目の美しさは相当なものです。かやくは鶏肉団子以外はちょっとさみしい感じもあるけど、逆に鶏肉団子はサイズも大きめだし、それなりに量も入っているので嬉しい。
というわけでヨダレをダラダラ垂らしながらズズイといただきましたが、麺は期待をまったく裏切らないクオリティ。まるで生麺。こいつはウマい! 透明度の高い黄金色のスープを飛び散らしながら、豪快に麺をすすって食らうべし!
ノンフライ麺のカップラーメンにありがちなのは麺の存在感にスープが負けて、麺にイマイチ味がのってこないときがあるんだけど、これは味のバランスもお見事。さすが塩分相当量8g超の底力。完成度の高い麺にスープが全然負けていません。
スープは塩分が強いだけでなく鶏の出汁がよく効いていて、味が底なし沼のように深い! スープだけで飲んだらしょっぱさを感じないんですよ。これまたとんでもない完成度。ついついウマくて一滴残らず飲み干してしまいそうなやべーやつ!
鶏肉団子もふわふわ食感でいい味してるし、食べながらトリュフオイルを少しずつ垂らしていくと香りの印象もガラリと変わるし、最初から最後まで非の打ち所がなさすぎるカップ麺でした。麺は60gと少なめなのに不思議と満足度が高いのは、それだけ味に納得できるということなんでしょう。
とにもかくにもウマかった。これは期間限定商品なのかしら? 未来永劫売り続けてほしい一杯だったなあ。体に悪いのはわかっていても食べたくなる中毒性のある一杯。もし僕が人間ではなくナメクジで、塩に触れたら縮んで死んでしまう設定だったとしても、この一杯を食べられるなら本望と思うかもしれない。
評価:★★★★★
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