【カップの麺ぜんぶ食う】第260回 日清食品 どん兵衛 鶏南蛮そば ★4
日清食品 どん兵衛 鶏南蛮そば
調理時間 3分
麺 66g
熱量 396kcal
炭水化物 45.8g
食塩相当量 4.6g
どん兵衛が2020年年末のタイミングで送り込んできた新商品「鶏南蛮そば」をいただきましたよ。
それにしても今年もどん兵衛はいろんな種類の商品を出したなあ。それこそ2020年発売の好きなどん兵衛ランキングとかを作れそうなレベル。
今作は鶏南蛮ってことで鶏肉団子やつゆの味がポイントにはなるんだろうけど、最も特徴的なのは「味変えオイル」の存在。正体は山椒香味油ですってよ。
吉岡里帆さんが「半分食べたら味変すべし!」って言ってますし、指示に従って半分くらい食べたら入れてみましょうかね。
フタを開けると思いのほか鶏肉団子がゴロゴロと入っているじゃないですか。ネギも多め。こりゃあ素晴らしい。
鴨だし蕎麦とかこの手のカップ蕎麦って、たとえどんなにつゆがグレードアップしていたとしても、天ぷらや油揚げという具の主役が不在なことで満足度が下がりがち。これだけ鶏肉団子がゴロゴロ入っていたらその不安はなくなりそうですな。
というわけでこちらが調味油を入れる前の完成形でござーます。第一形態ってところですな。
期待してズルズルっと麺をすすってみましたが、そりゃあもちろん安心安定のどん兵衛ブランド。普通にウマいですよ。優秀なカップ蕎麦。
でも十分及第点なんだけど、これといった個性もない状態。鶏肉団子もいざ食べてみると武器にするには心もとない。カブレラやローズ、ペタジーニ級の大砲がほしいのに、やって来た助っ人外国人はリック・ショートみたいな。いい仕事はするけどホームランが出ない感じ。
そんな印象だったので吉岡里帆さんの言いつけを守らず早々に調味油を投入して第二形態へと進化させます。すると、
調味油を垂らした時点で山椒の香りが強く感じられましたが、箸で麺をリフトするたびにその香りはさらに強く放たれていきます。食べてみると味自体はそんなに変わらない気がするけど、口の中でも山椒の香りがブワーッと広がるんですよな。しつこいほどにアピールしてくる山椒の存在感。これがいい!
山椒油が入ってくるだけで全体の印象が大きく変わりましたよ。無難な一杯から個性的な一杯へと進化。これならカップ麺年末商戦2020も戦える!! 山椒の偉大さに万歳山椒だ!!!!
評価:★★★★
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