【マリーンズ日記】長期的な継投失敗が痛い。シーズン序盤の偏った投手起用のダメージが出ている!
- 2018.07.27
- 野球(主にマリーンズ)
- 千葉ロッテマリーンズ

せっかくブログを始めたので、毎日は難しいと思いますが定期的にマリーンズのことも書いていきたいなと思います。
7月24日、26日はホークスとの試合でしたが、惜しいといえば惜しいけど、こういう試合をあっさり勝てないとさらに上位は目指せないだろうなあという試合でした。
内が不振に陥るのは予想できた登板ペースだったはず
どちらの試合も中継ぎ陣が痛い失点を喫して追いつかれたり、26日はサヨナラ負けを喫したりしてしまったわけですが、守護神の内が調子を落としているのは明らかに登板過多が原因。まだ7月なのに去年の登板数、投球回に到達しそうですからね……。
シーズン途中に内が調子を落とす兆候は初めてフルシーズン一軍に帯同した昨年も出ていて、後半戦の内は直球が走らず、スライダーも全然落ちない状態になってしまっていました。落合コーチと伊東監督が登板間隔に気を配りながら、なおかつ負け試合が多くて連投になりにくい環境でもそんな感じだったのです。
井口監督もコバマサコーチもそれを近くで見ていたはずなのに、今年の内はシーズン序盤からフル回転。去年は3連投でも「大丈夫?」と心配されていたのに、シーズン序盤なのに点差に余裕があっても内を投入し続けてきたので、どこかのタイミングで調子を落とすのは目に見えていたわけです。
大差で勝った試合が少ないから登板機会が多くなるという側面もありますが、現在調子が安定している松永と益田は逆にシーズン序盤に出番が少なかったことを考えると、シーズン序盤の偏った継投のしわ寄せが来ていると言わざるを得ないですよね。ほんと、もっと先を見据えた継投をしてほしかった……。
井口さんもコバマサもタフすぎたので、内のような脆い選手の扱いが苦手なのでしょうか……。井口監督は野手に休養を与えたりもしないですもんね。荻野はアクシデントによる長期離脱ですが、荻野にさえ休養を与えないのはドキドキしました……。
今年は選手を育てる年なら、しっかり若手投手も育ててほしい
また井口監督は間違いなく「今年は選手を育てる年」と考えていて、井上なんかは見事に開花しましたし、出番をなかなかもらえなかった平沢大河も少ないチャンスで結果を残したらきちんと出場機会を与え始め、中村もしっかり3番を打てる選手になりました。野手の方は非常にいい成果が出ていると思います。
では投手はどうなのかというと、有吉を先発転向させていい感じになっているくらいではないでしょうか。中継ぎ陣は伊東監督時代からあまり変わらず、年齢も若くないので着実に能力が落ち始めています。ボルシンガーの加入と石川の好調さに隠れていますが、野手に比べると若手投手が全然出てきていないのです。
そんな状況なので26日の試合は二木をもっと引っ張ってほしかった。8回2アウトまで投げて4安打12奪三振と絶好調で、投球数もまだ104球。完封も狙える状況で交代して、結果的にサヨナラ負けして二木には勝ちさえつかない最悪の結果となってしまったわけですが、選手を育てる年と考えているならたとえ悪い結果が出ようとも二木をギリギリまで引っ張るべきだったと思います。
二木はまだ22歳で、2016年、2017年と続けてそれなりに結果を残しました。間違いなくマリーンズの将来のエース候補だし、柱になってもらわなければならない選手。120球~130球と投げていたなら仕方ないですが、全然まだまだ行ける球数だっただけに、この交代は本当に悔やまれました。若手投手を育てる意識ももう少し欲しいなあと思います。
ブルペンの整備は首脳陣の腕の見せ所
ここから首脳陣はどうやってブルペンを立て直していくのか。うまく対応できれば今年はまだ上の順位も狙えると思うし、逆にモタモタするようではあっさり5位まで落ちていくんじゃないかなと思います。ここまでを見ているとあまり期待できないのが残念ですが、なんとか反省を活かして整備してほしいですね。
あと、藤岡貴裕と日ハムの岡大海のトレードはすごく良いトレードではないでしょうか。藤岡にしてみてもマリーンズではきっとチャンスがなかっただろうし、日ハムならワンチャン復活させられそうな気も……。
岡も年齢層の偏りが激しいマリーンズ外野陣にはドンピシャな年代ですし、大活躍をしていたシーズンもあるので期待も持てます。荻野の穴を埋めてほしいというのはもちろんですが、すっかり不甲斐なくなってしまった清田あたりをあっさり追いやるくらいの活躍をみせてほしいですね。
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