【カップの麺ぜんぶ食う】第32回 日清食品 麺NIPPON 八王子 たまねぎ醤油ラーメン ★3

日清食品 麺NIPPON
八王子 たまねぎ醤油ラーメン
調理時間 4分
麺 65g
熱量 413kcal
炭水化物 56.8g
食塩相当量 6.6g
日清食品のご当地食品を扱っているブランド「麺NIPPON」。実は2019年1月現在までに7種類しか出ていないようなのですが、そのうちのひとつとしてなぜか選ばれた八王子ラーメン。マニアック。47都道府県を見渡せばもっとメジャーどころがたくさんあっただろうに……。
八王子ラーメンは醤油ラーメンがベースでタマネギが入っているというのが定義だと思っていたのですが、一応ラードの浮いたスープというのも売りにしている模様。といっても実質個性はタマネギだけ。それで王道の醤油ラーメンとどれだけ違いを出せるのでしょうか。なかなか難しそうな気がしますが……。

フタを開けてみると、なんと袋が4袋も入っていました。かやく2種類+液体スープ+焼海苔という構成だったのですが、珍しいのはかやくの片方が後入れになっているということ。乾燥されているかやくを後入れのパターンはかなり珍しい。
熱湯を注いで4分後、後入れのかやくを入れてみるとその中身はすべて刻みタマネギでした。そして投入した瞬間に広がるタマネギの香り。もちろん涙が出るほどではないけど、これだけ香りが本格的だと期待度が大幅アップですぞ。
そして液体スープと焼海苔を入れて完成。麺はかなり細麺ですね。麺のクオリティはラ王を出してる日清の商品なのですから、まあ心配ないでしょう。
スープの表面には確かにラードの膜が。まあラード=脂ですからジャンク味が増してしまうわけですけど、とりあえず見た目や香りは見事に八王子ラーメンを再現していますな。いい感じです!
ところが。麺はツルツルしててウマいし、醤油スープの完成度も高い。スープを飲むと入ってくるフリーズドライのタマネギからも甘味と辛味を感じられて、ひとつひとつのレベルはかなり高い。なのになんだかちょっぴり噛み合っていない気がする……。
スープとタマネギの組み合わせはいい感じなんだけど、麺をすすっても今ひとつスープの味を感じられないし、麺が細いからかタマネギがあまり絡んでこない。だから麺を食べているときは結局普通の醤油ラーメンを食べているような感じになってしまう。
麺そのものは質がいいだけに本当に惜しい。八王子ラーメンって細麺っていう定義もあるのかな? もうちょっと太い麺を使ってたらまた違った気がするなあ。もったいない。
でもこのフリーズドライの刻みタマネギには感動しました。もっといろいろな商品に活用してほしいな。
評価:★★★
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