【カップの麺ぜんぶ食う】第53回 サッポロ一番 かねふく監修 明太とんこつ味ラーメン ★4
サッポロ一番 かねふく監修 明太とんこつ味ラーメン
調理時間 2分
麺 55g
熱量 331kcal
炭水化物 40.6g
食塩相当量 5.6g
豚骨ラーメンは当たりの打率が低い印象があるんですが、今回はサッポロ一番の豚骨ラーメンに挑戦。
ただ、監修に入っている「かねふく」は本場福岡のめんたいこメーカー。それが監修しているのですから、味が悪ければ「かねふくコノヤロウ」となってしまいかねません。これは期待していいのかな……? 調理時間2分というのもバリカタな細麺を使ってそうでさらなる期待ポイント。
ところが、フタを開けてみると麺はいつものサッポロ一番っぽい感じ。特別細くもなさそう。これ、いつもの麺を調理時間短めで作ることでバリカタ風にさせるという荒技では……?
麺のほかには粉末スープと乾燥かやくが入っていました。かねふく監修の明太子を乾燥させちゃって大丈夫なのかしら。
熱湯を注いで2分。最後に調味油を入れてサクッと完成しました。うん、やっぱり麺はいつものサッポロ一番麺ですね。博多ラーメンっぽさは薄いけど、でもまあウマそう。
まずは麺からいただいてみると、すっごい。見事にサッポロ一番らしさを踏襲している豚骨ラーメンといった感じ。すごくチープな、昭和を感じる味なんだけど、でも独特の方向性で完成されている。
縮れ麺は決してコシが強いわけでもないし、生麺ともかけ離れている。インスタントラーメンとしての美味しさを追求され尽くした麺。それに絡むのは粉末のみで絶妙な旨味と塩味を引き出しているスープ。本格的な豚骨ラーメンとは全然違う道を歩んでいるけど、悪くない……悪くないぞ!
そして肝心のかねふく監修明太子ですが、ボソボソっとしていて、ペヤングに入っている肉を思い出す食感。これだけで判断したらよくかねふくがOK出したなというレベル。
でも独特の食感なのに、明太子の味はしっかり凝縮されている感じ。たらこのふりかけあたりをイメージすると近い気がする。噛むとボソッとした食感のあとにジワジワと明太子の味が広がってくる。これも独特だし、好みは分かれそうだけど、悪くない……!
最後はこの明太子が大量に容器の底に残るので、ついついこれを箸でつまみながらスープもゴクゴクと飲んでしまった。
本物のラーメンとは違うけどサッポロ一番の底力を感じることができる、実に素晴らしい一品でした。
評価:★★★★
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