【カップの麺ぜんぶ食う】第118回 サンヨー食品 キング軒 広島式汁なし担担麺 ★3
サンヨー食品 キング軒 広島式汁なし担担麺
調理時間 3分
麺 70g
熱量 469kcal
炭水化物 55.5g
食塩相当量 4.4g
今でこそすっかりメジャーになった汁なし担々麺。つけ麺の元祖が大勝軒だとされるように、このキング軒もまた汁なし坦々麺の元祖と呼ばれていたはず。
そして元祖キング軒のスーパーとかに売ってる生麺タイプのやつは桃吐マキルさんがイラストを描いてたな。懐かしい〜
マキルさん元気かな。最高のイラスト。まあとにもかくにも辛くてビリビリな麺ということです。
フタの中はかやく、粉末スープ、調味だれの3袋構成。
しかしそれよりも麺の細さに驚き。今回はYouTubeの生配信中に食べてみたんだけど、あとで調べてみたらキング軒の麺はもともと細麺だったみたい。ある程度太いのがまぜそばの定番なのに、元祖のほうが珍しくなってしまっている。
熱湯を注いで3分。湯切りをしてタレを混ぜて完成。花椒の香りがこの時点でビリビリと漂ってきます。嗅覚を通じて舌もしびれそうだし、汗もジワジワと出てきそう。こいつは激しい。
それにしても見た目は具の寂しさが際立っています。カップ麺だからある程度は仕方ないとはいえ、本来ガッツリ入っているべきひき肉が数個の謎肉っぽい肉で済まされているのはなあ…。
というわけでいざ実食。その香りのとおりにとびきり辛い。これなら辛い麺を食べたかった人の期待を裏切ることはないだろうし、痔の人には多大なダメージを与えるはず。僕はダメージを受けた。それはよしとする。
しかしノンフライ麺の細麺は案外ボソボソした食感で「これが正解なのか?」と思ってしまう。たぶん九州のラーメンのような細麺をイメージしているんだろうな。本家も見た目はそんな感じだし、まあ再現メニューなのだから意図には納得はできる。
でもたぶん本家キング軒が細麺で美味しいのは、単純な麺のうまさもあるんだろうけど、具がたくさん入っているのが大きいのではないかしら。
ガッツリと入ったひき肉、ネギ、唐辛子、花椒。これらの味が食感とともに主張してくるからこそ細い麺でバランスが整っているはず。まあ食べたことはないけども。
ガッツリ入っているひき肉を数個の謎肉で済まそうなんて甘い。甘いにもほどがある。キング軒の元祖の味を知っている人なら「そうそうこれこれ」と納得できるかもだけど、元祖を知らないと「もうちょっと麺をなんとかしろよ」としか思えない。味自体は完璧なだけに、麺のクオリティと具の少なさにガッカリしてしまう。そんな一杯。
評価は星3か4つで悩んだけど、期待値も込みで星3つかな。
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動画「キング軒 広島式汁なし担担麺」を作るところから。
評価:★★★
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