【カップの麺ぜんぶ食う】第122回 まるか食品 ペヤングソースラーメン ★1
まるか食品 ペヤングソースラーメン
調理時間 3分
麺 65g
熱量 302kcal
炭水化物 61.5g
食塩相当量 5.1g
がっかりですよ、もろもろ。ペヤングのソースラーメンが登場しました。
これ、2年以上前に僕もネットニュースで「ペヤングをラーメンにして食べるとウマいぞ」的な記事を書いたことがあったので、YouTube「のじまちゃんねる」でブチギレ投稿をさせていただきました。
まあこれはプロレス的な感じというか、起こった切り口のほうがオモシロイと思ったのでネタがかぶったこと自体は別に全然怒ってないんです。商品がちゃんとウマければ万事オッケーでした。
ところがレビューしてみたらガッカリポイントの多いこと多いこと。まず許せないのは“Big”の文字ね。これは「ペヤングソースやきそば」にならったのでしょう。
焼きそばの方も別に特別Bigじゃないけど、一般的なカップラーメンと比べりゃ麺の量は多いし、発売された当時はBigな部類だったらしいから全然問題ない。でもペヤングソースラーメンの麺量は65g。ごく一般的なカップラーメンの量ですよ。通知表にすると3。偏差値にすると50です。これでBigを謳ったら割と詐欺的な感じになっちゃうんじゃないの……?
フタを開けるとかやくと液体スープ(ソース?)という構成なのですが、ここでも文句ポイントがたくさん。文句ポイントその2。まずペヤングのアイデンティティのひとつ「ふりかけ&スパイス」が入っていない。
まあふりかけはラーメンということだから省いたんだろうし、スープが割とスパイシーだったからあらかじめスパイス成分を液体スープに入れておいたということかもしれないけども……。
文句ポイントその3。かやくにペヤング肉が入っていない。ラーメンということでキャベツの他にもやしとニンジンを入れたのはいいとして、代わりに「これが入っているからこそペヤング」と思える大切なパーツを省いてしまってどーすんだ。シャア専用ザクが赤く塗られてないのと同じくらいの失態だぞ。
さらに文句ポイントその4。麺がノンフライ麺になっている件。これもラーメンになったからということで背伸びしたんでしょう。着飾らない、ありのままのペヤングでよかったのに。担当者はアナと雪の女王のテーマソングを100回くらい聞いてこい。
というわけでペヤング要素はもはや「ペヤングソースを使ってスープを作った」という点くらいしか残ってないのです。
熱湯を入れて3分待ち、ペヤングのパッケージなのに湯切りをしないでいいという違和感を抱えながら液体スープを入れて完成。ペヤングソースの独特の香りが漂ってきていい感じなのですが、これだけでペヤング感を出そうというのは甘すぎる。
ソースラーメンということでスープは醤油ラーメンをはるかに凌ぎ、富山ブラックを彷彿とさせるくらいに真っ黒。その味は先述の通りスパイスがガッツリ効いているし、スパイシーでありながらもフルーティーなペヤングソース味は深みがあってなかなかうまい。ソースラーメンって船橋市でご当地B級グルメとして売り出しているんだけど、そのお手本的な味にはなっていると思う。
ただ評価できる点はそのくらい。麺は「ノンフライ麺にすればラーメンに合うんだろ?」くらいの浅はかな感じが透けて見えるし、かやくは肉感のなさが響いてる。単純にクオリティがそこまで高くない。しかも味はペヤングなのにペヤングじゃない。わしは一体なにを食べているんだろう……。
たぶん純粋にソースラーメンとして評価をするなら星2~3個くらい。でも今回ばかりは冷静に評価などできない。ペヤング愛をまったく感じられなかったことにただただガッカリしてしまった。
僕個人がペヤングを好きだからこその評価となりますが、ペヤングを好きな人には決しておすすめできない。ペヤングソースやきそばをアレンジしてラーメンにしたほうがペヤング愛で幸せになれるよ。
評価:★
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