【カップの麺ぜんぶ食う】第131回 日清食品 セブン&アイプレミアム 鳴龍 担々麺 ★5
- 2019.10.18
- フードレビュー
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日清食品 セブン&アイプレミアム 鳴龍 担々麺
調理時間 3分
麺 70g
熱量 668kcal
炭水化物 65.7g
食塩相当量 8.0g
東京は大塚に店を構える「鳴龍」の担々麺が商品化。僕は鳴龍には行ったことがありませんが、最寄りのセブンではレジ前に大量に積まれてた。ものすごく人気なのか、ものすごく売れ残ってるかのどっちかなのでしょう。
値段は税込300円近い高級カップ麺なので、かなり完成度が高くないと「もう二度目はいいや」となってしまうはず。そのクオリティはいかに。
さらに注目すべきは塩分相当量とエネルギー量と脂質。塩分8gというのはかなり多い部類だし、ノンフライ麺で668kcal、脂質38.6gというのも相当なもの。かなりオイリーで濃厚なスープになっていると予想できます。そこらへんのカップ麺とは一線を画した感じになってそうですな。ワクワクすっぞ。

フタを開けると小袋が3袋登場。かやく入り粉末スープ、液体スープ、あとがけ調味料という構成です。
この3袋はよく見るとそれぞれに注意書きが多いこと多いこと。
■粉末スープ
・スープに熱湯を直接かけてよく溶かしてください
■液体スープ
・お召し上がりの直前に入れてください(先に入れると麺がほぐれません)
・液体スープはフタの上で温めてください
■あとがけ芝麻醤(チーマージャン)調味料
・フタの上で温めてください
・仕上げにかけて混ぜずにそのままお召し上がりいただくと一層お店のような味わいが楽しめます
これらの言いつけをちゃんと守らずに作ったらどのくらい味が落ちてしまうのか。逆に食べ比べたくなってしまいます。
そして麺はかなりの極細麺。繊細で美しい麺ですね。こいつはうまそうです。
熱湯を注いで3分後。液体スープとあとがけ調味料を入れて完成となったのですが、漂ってくる香りが一般的な担々麺のソレではなくて驚き。担々麺というよりもスーラータンメンのような、黒酢の香りが嗅覚を刺激してきます。初めて出会うタイプの担々麺。
気になる味はやはり香りから感じた前情報の通り、今まで食べたことのないタイプの担々麺でした。ベースとなっている味は濃厚な胡麻の風味と辛味が織りなす一級品の担々麺。特にあとがけ芝麻醤調味料の胡麻胡麻しさがすんごい。そこに黒酢などの酸味がプラスされています。
明らかに存在する強めの酸味。しかし麺をすすってみると不思議や不思議。見事なまでにその酸味が濃厚な担々麺の隠し味に徹しているのです。強い酸味はあるのに存在を主張してこない。完璧に調和している……!
細くて繊細な食感の麺も最高のウマさ。華奢な体を目いっぱい使って上手にスープを口の中まで運んできてくれます。ああうまい。こいつはいいものです。
ツルツルツルリと麺をすすり、ズルズルズルリとスープをすする。こいつはうまい。スープを一滴残らず飲み干したい。しかし並外れた塩分含有量。飲み干したら成人病まっしぐら。飲みたいけど飲んじゃだめ。でも飲みたい。一滴残らず飲み干したい……最後はきっとこの無限ループに陥るはず。
有名店や人気店とコラボするカップ麺は次から次へと誕生していますが、これは最高に素晴らしい例かもしれない。カップ麺をきっかけに鳴龍に興味を持った人は店に行ってみたくなる味だし、店で食べた人もきっとこのカップ麺を食べればある程度は満足できる気がする。むしろこのカップ麺を好きになりすぎて、実店舗で食べてみたらそうでもなかったという人さえも出てくるかもしれない。
とりあえず僕も大塚の店に行ってみたくなった。他のメニューも食べてみたいな。おすすめの一杯です。
評価:★★★★★
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