【カップの麺ぜんぶ食う】第185回 サンヨー食品 名店の味 純連 札幌濃厚みそ ★4 | 健全なホームページ

【カップの麺ぜんぶ食う】第185回 サンヨー食品 名店の味 純連 札幌濃厚みそ ★4

        【カップの麺ぜんぶ食う】第185回 サンヨー食品 名店の味 純連 札幌濃厚みそ ★4
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サンヨー食品 名店の味 純連 札幌濃厚みそ
調理時間 5分
麺 70g
熱量 514kcal
炭水化物 64.9g
食塩相当量 8.1g

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純連って結構思い出のお店なんですよ。札幌の人気ラーメン店なのですが、昔は東京の高田馬場にも店舗があったんですよね。僕も2000年代後半には高田馬場で会社員として働いていたので、何度も足を運んだお店でした。


純連は僕の中では「美味しいラーメンを食べられる、ちょっとだけ高いお店」という位置づけでした。高田馬場は言わずとしれたラーメン激戦区。大盛無料で美味しいつけ麺屋もラーメン屋も数え切れないほどあったし、食べ盛りで財布にも余裕がなかった僕はどうしても麺をいっぱい食べられて安い店を選んでしまいがちでした。

でも純連のスープはめちゃくちゃ濃厚でウマかった。表面にはアブラの膜ができていて、アツアツなのに全然湯気が立ってなかったな〜。たまの贅沢をするときは純連がドラフト1位筆頭候補。どこかにお出かけするときにはお土産用の生ラーメンもよく買って帰ったっけ。懐かしい〜!

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そんな純連のカップラーメンをいただきます。純連の肝ともいえるスープは後入れの粉末スープ、液体スープ、特性調味油の3袋によって構成されていました。サンヨー食品の本気を感じますな。


麺の黄色が強いのも純連仕様。かやくはメンマ、ネギと味付挽肉が入っていました。


熱湯を注いで5分で完成。麺量は70gと少なめなうえ、具も多いともいえず、仕上がりはパッと見た感じ哀愁が漂っています。。


しかし表面にプカプカと浮かぶ油膜は純連さながら! 味もかなり濃そうです。食塩相当量は8.1gだから完飲したらやべーやつだ。でも絶対ウマいんだろな〜。

なんてことを考えながらズルズルっと麺をすすってみると、スープはしっかり期待に添ってくれる完成度。口の中に2000年代後半の高田馬場がバッチリ蘇りました。

純連、鷹流、千代作、ひまわり、やすべえ、三ツ矢堂製麺、じげん、けいすけ、べんてん、べんてん、べんてん……。みんなウマかったな。ブラック企業で連日遅くまで仕事しているなか、つけ麺とラーメンだけが僕の心を癒やしてくれてたよ。


完成度が高すぎるスープを前にするとどうも麺が負けてしまうカップ麺は少なくないのですが、今作の麺はスープの存在感の強さにバッチリ合わせてチューニングされている感じがするし、文句なしでウマい! 麺が70gしかないことがマイナス評価になり得るレベルでウマい!!

ところが、そんな麺とスープの完成度の高さに水を挿してしまうのが味付挽肉の存在。せっかく純連を完全に思い浮かべられるクオリティの麺とスープがそこにあるのに、こいつが口の中に入ってくると「そうだ、これはカップラーメンなんだ……」と一気に現実に戻される感じ。もっとあの頃の高田馬場にタイムスリップしていたいのに〜!!

カップラーメンとしてはペラッペラのチャーシューを1枚入れるより正解なのかもしれないけど、麺とスープの再現度が高いからこそかやくも本物に寄せようとし切ってほしかった。

僕が純連の知識を一切持ち合わせていなかったら星5つで評価していたかもしれないな〜。

評価:★★★★

 

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