【カップの麺ぜんぶ食う】第212回 ベイシア 群馬名物 太田やきそば ★2
ベイシア 群馬名物 太田やきそば
調理時間 4分
麺 100g
熱量 543kcal
炭水化物 72.8g
食塩相当量 3.0g
そんなに全国には展開していないスーパー「ベイシア」のカップ焼きそばです。製造は大黒食品工業。
最近なにかとベイシアベイシアですみませんね。大好きなんですよ、ベイシア。このスーパーが近隣にあるだけで人生の幸せ指数は大きく変わってくると思う。
そんなベイシアのカップ焼きそば「太田焼きそば」を買ってみたわけですが、これはもう期待しかないですよ。なぜならベイシアは群馬の企業だから。
群馬の企業が作る、群馬のマニアックなB級グルメ「太田焼きそば」のカップ焼きそば。つまりベイシアの郷土愛がたっぷりと注ぎ込まれたカップ焼きそばなのですよ。これは気合入ってるに決まってるっしょ!
開封してみると容器の中には白っぽくて幅広なフライ麺が100g。液体ソースとかやくの小袋が封入されていましたが、注目すべきはかやくの中身。
たっぷりキャベツに紛れて入っている白いダイス型の物体はポテト! これは太田焼きそばのアイデンティティのひとつ。ほかに太麺なことと黒いソースが太田焼きそばの特徴とされているようですな。
完成した太田焼きそばがこちら。麺は昨今の極太カップ麺よりはだいぶ控えめな太さですが、確かにソースはかなり黒い!
そしていざ食べてみるとこの黒いソースは意外にもフルーティーな味わいで、スパイス感は控えめ。ちょっと水で薄めてサラッとさせたおたふくソースのような雰囲気です。
予想外な味でしたが、好きな人は好きな味だと思うし、まったくもって悪いわけではありません。
ただ問題は太田焼きそばのアイデンティティであるポテトよ、ポテト。熱湯によってふやけたうえ、ソースを混ぜた際にグチャグチャのドロドロになってしまい、なんというか邪魔にしかなってない……。
茹でたじゃがいもを表現したかったっぽいけど、太田焼きそばの再現性はさて置いて純粋に味だけで評価したら「何でこんなもん入れんだ!!」と問い詰めたくなってしまうレベル。ベイシアの群馬への郷土愛が裏目に出てしまったか……。
麺は麺で平打ちにして無理やり極太麺を表現した感じ。これの食感はカップヌードルの麺を思い出させるんだけど、明らかに劣化版のカップヌードルなんだよなあ。芯のない、抜け殻のような麺。
ソースも甘めでポテトも甘いし、麺はフニャンとしてるしで、いろいろと気が抜けた感じにまとまってしまってた。そもそも安い商品なので過度の期待をするわけにはいかないけど、背伸びして低予算で太田焼きそばを再現しようとして失敗しちゃった感じかしら。
太田焼きそばの再現性を度外視するなら、ポテトを後入れさせてザクザクと食べられたらそれだけでだいぶ印象が変わったかも……。
評価:★★
ちなみにベイシアのカップ焼きそばなら「野菜をたっぷり味わう焼きそば 上海オイスター風」ならなかなかウマかったのでオススメです。
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