【カップの麺ぜんぶ食う】第218回 明星 横浜家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン ★2

明星 横浜家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン
調理時間 5分
麺 70g
熱量 390kcal
炭水化物 65.2g
食塩相当量 8.5g
商品名のとおり横浜家系ラーメンの源流「吉村家」のカップ麺をいただきました。最近はファッション家系みたいなラーメン屋が増えてますが、これは本家がだいぶ気合を入れて監修した一品なんだとか。
しかしどんなこだわりがあってもなくても、表現するのはカップラーメンという土俵。いつものこだわりが裏目に出ても何らおかしくないのがカップ麺の世界なのです。純粋にうまいのか、うまくないのか。ただそれだけよ。
それにしてもこちらのカップ麺は塩分量が8.5gと恐ろしい数値になっているので要注意。こんなの完飲しちゃったらテドロス事務局長がブチ切れっぞ!

開封するとなんと小袋が4袋。かやく、液体スープ、粉末スープ、のりという構成で、かやくは丸いチャーシューにネギとほうれん草という豪華なラインナップ。
麺は平打のノンフライ麺で、ほかのノンフライ麺と比べると表面があまりツヤツヤしてなくて荒々しい気がする。
そして完成系がこちら。3枚ののりと丸いチャーシューが入っているとだいぶ華やかに見えますな! ウマソー!
漂ってくる香りもまさに家系ラーメンですし、スープの色もそれっぽい。ネギとほうれん草の量は寂しいけど、これは期待しかないですぞ……!
ところがどっこい。いざ食べてみると麺がなんだかイマイチで……。生麺の食感とはかけ離れ、ツルリといかずに独特のゴワッとした感じがあるのです。なんだこれ……なんだこれ……。
スープはもう、めちゃくちゃうまいんですよ。きっとここに一番こだわったんだろうなって。それだけに麺も無難に生麺っぽいノンフライ麺だったら抜群に合ったんだろうけど、食感が独特なせいで妙な違和感が生まれちゃってる。ここにもこだわりが注入されてバランスが狂っちゃったのかなあ……。
しかも麺は70gと少なめなのでペロペロペロリと食べ終わっちゃうわけですが、そうなってくると今度は具材の寂しさも気になってきちゃう。せっかくスープが超うまいのに食べるものがないんですわ……!!
仕方ないからスープをゴクゴク飲もうって切り替えても、それはそれで塩分がすごいからスープ単体で飲むのはしんどいし体にも悪い。そもそも麺と一緒に食べることを想定した濃さだからしょっぱいんですよ。
だから結局スープはそんなに飲めないから、こだわりまくったスープをほぼほぼ残すことになってしまう。もったいねー!!
家系ラーメンらしく白飯と一緒に食べたり、玉子とか冷凍のほうれん草とかを入れたりすればちょうどいいんだろうけど、そこまでしたら総額500円くらいになっちゃうからコスパも良くない。
スープの本格的な味はまさに本物って感じだっただけにいろいろもったいなかったな。
評価:★★
-
前の記事
【カップの麺ぜんぶ食う】第217回 日清食品 どん兵衛 スパイシー豚カレーうどん ★4 2020.08.24
-
次の記事
【カップの麺ぜんぶ食う】第219回 日清食品 焼そばU.F.O. 新・極太 汁なし豚らーめん ニンニク背脂醤油味 ★5 2020.08.28