【カップの麺ぜんぶ食う】第270回 マルちゃん 正麺 鶏ニボ ★5
マルちゃん 正麺 鶏ニボ
調理時間 5分
麺 75g
熱量 442kcal
炭水化物 63.8g
食塩相当量 6.6g
2021年の初正麺は年末にリリースされた「鶏ニボ」をいただくことになりましたよ。
鶏ニボとは濃厚鶏白湯煮干しラーメンのこと。以前に食べた正麺の鶏白湯ラーメン「トリュフ香る鶏白湯」は2018年のカップ麺・オブ・ザ・イヤーにも選出したっけな。今作にも大いに期待したいところです。
早速開封してみると中には液体スープと粉末スープ、そしてかやくが封入されていました。
かやくはチャーシューと大きなネギとメンマ、鶏団子と小ネギの2袋に分けられてた。これなんでふたつに分けたんだろう? 一緒にするとチャーシュー軍と鶏団子軍のケンカでも始まってしまうのかな? このご時世だから、過剰包装だなんだとクレームつけられちゃうかもしれないぞ。
手順通り作ってスープを混ぜ、煮干しの香りが漂ってくるかなと思いきや、ふわりと部屋に広がってきたのはウンコのにおい。クセーーーーーーッ!!!
もちろんマルちゃん正麺鶏ニボがウンコの異臭を放っているわけではございません。ちょうどスープを混ぜたタイミングでねこのマャーちゃんが盛大にウンコをしやがった!! なんというタイミングで!!
ウンコの香りを部屋中に撒き散らしながら、ニャオニャオ鳴きつつこちらに迫り寄ってくるマャーちゃん。なんてかわいいのよ!!! ええいもう仕方がない、以前に食べたマルちゃん正麺の鶏白湯はトリュフの香りを売りにしていましたが、今回はウンコの香りがトッピングだ!!
とりあえず煮干しラーメンといえば煮干しの香りが強烈なものが多いですが、今作は猫のウンコの香りには負ける程度の煮干し感ということですな。
で、実際に食べてみるとやはりそこまでニボニボしていない。ベースはあくまでも鶏白湯。そこにアクセントとして煮干しを使っているという印象を受けました。
苦味やエグみがないので入門編の煮干しラーメンという感じ。ガツンとくる煮干し感を求めている人には物足りないかもだけど、味のバランスがすっごくいい。もうほんと、うまいのなんの!!
もちろんツルツルでシコシコの麺は生麺と錯覚してしまうほどの完成度。そこに軽くとろみのある鶏ニボスープがネットリと絡みつくというパワーバランスも完璧! 完璧すぎる麺に負けることなく、スープがその魅力を完璧に引き立てているんですな。
鶏団子はややパサついていたけどすごくいい味付けになってたし、もはや非の打ち所がないと言っても大げさではないんじゃないでしょうか。強いて非を打つなら麺の量が少なく感じることくらい。でもそれはウマいからこそ感じる寂しさ。こんなの何杯でも食べたくなってしまいますわ!
カップラーメンをあまり食べたことない人や、昭和時代にタイムスリップして当時のカップラーメンを食べている人にこれを食べさせ、令和時代のカップラーメンはここまで進化したんだぜと教えてあげたい。文句なしの5つ星評価です。おめでとう、ありがとう!!!!
評価:★★★★★
早くも2021年の優勝候補に出会った気がする…! pic.twitter.com/peL1jYM4dN
— 野島慎一郎|B級フード研究家・ライター・漫画家 (@aochins8) January 6, 2021
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