【カップの麺ぜんぶ食う】第300回 ニュータッチ 凄麺 千葉竹岡式らーめん ★4

ニュータッチ 凄麺 千葉竹岡式らーめん
調理時間 5分
麺 60g
熱量 302kcal
炭水化物 55.2g
食塩相当量 7.6gカップ麺オブ・ザ・イヤー2018はこちら
カップ麺オブ・ザ・イヤー2019はこちら
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おやおや、気がつけば「カップの麺ぜんぶ食う」も300記事目じゃないか。どこかで数え間違えたりしてそうだけど、まあおめでたいですな!
最近は食べたのに書けてないやつがどんどん増えているのが悲しいですが、引き続き気の向くままに続けていきたいと思いますワン!
そんな記念すべき300回目は完成度の高さに定評のあるニュータッチ凄麺シリーズから「千葉竹岡式らーめん」ということになりました。
前から売ってるんだけどなかなか巡り会えなかった一杯。なにげにものすごくたくさん種類がありますからねえ、凄麺シリーズは。

竹岡式ラーメンは千葉県内房周辺発祥のご当地ラーメンで、黒っぽい醤油スープに刻みタマネギが入っているのが特徴なのですよ。
かやくを開封してみると中身は全部刻みタマネギ。いい感じに大きく切られてるし、量も多め。ところが手順通りに作っていくと、この刻みタマネギよりもさらにインパクトのあるものが出てきました……!
それはレトルト具材の豚バラチャーシューとメンマ! もはや見た目は普通のラーメン。めちゃくちゃウマそうじゃないかーーー!!
しかもこのメンマのでかさ!! なにこれ!! もう、メンマのおばけ!!
間違いなくカップ麺史上最大級のメンマでしょう。なのにパッケージではメンマのことを全然プッシュしてないのがもったいない。あたくしはメンマが大好きなんですが、巨大メンマに惹かれる人ってやっぱりマイノリティなのかしらねえ。
で、味の方ですがスープは割と王道な醤油スープ。竹岡式ラーメンは黒っぽい醤油スープが特徴だというけど、色も全然普通という感じでしたね。
そしてノンフライの細麺はやっぱり安定感抜群。麺とスープだけで見たら全幅の信頼を置けるけど個性は薄く、優勝はできないけど毎年Aクラスに入ってくるチームという感じ。
でも今作はそこに具材のインパクトがドカドカドカッと押し寄せてくるわけですわ。刻みタマネギは食感がちゃんと生っぽくシャキッとしていて、味もほどよく辛さが残ってるんですよね。とても優秀です。ゆえに、もっとたくさん入れてほしかった!
そしてでっかいメンマとチャーシューは本当にすごい! メンマのシャキッとした食感と、チャーシューの脂のホロホロ感をまさかカップ麺で味わえるとは思わなかったですわ。レトルトの力は偉大なり!!
そんな要素が一杯のカップの中に投入され、いち消費者としてズルズルズルッと食べ切ってみると、最終的に頭に残った感想は「割と普通」。そう、割と普通なんですよ。
なんというかスープも麺も具材もリアルのラーメンに近づきすぎて、結果的に竹岡式らーめんではなくフードコートで380円のラーメンに近づいちゃった感じ。
人間ってわがままなものですね。本物のラーメンのようなカップラーメンを食べたいと願っていても、いざ目の前に出てくるとこれじゃないと思ってしまう。カップラーメンでリアルを追求するとしても、カップラーメンらしさがある程度残っているくらいのほうがバランスがいいんだろうなあ。
でもレトルト食材を駆使すればカップ麺でもここまでやれるというロマンは大いに感じられましたね。今後カップ麺という食べ物が大きく進化するためのヒントがこの一杯にあるような気がしてならないです。ごちそうさまでした〜!
評価:★★★★
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