【カップの麺ぜんぶ食う】第348回 信陽食品 ポンちゃんラーメン しょうゆ味 ★3
信陽食品 ポンちゃんラーメン しょうゆ味
調理時間 3分
麺 60g
熱量 308kcal
炭水化物 41.0g
食塩相当量 5.4gカップ麺オブ・ザ・イヤー2018はこちら
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長野と山梨の一部でしか買えない「ポンちゃんラーメン」というカップラーメンがありましてね。先日山梨に行ったときに入手してきました。
インスタントラーメンの方は非常に歴史が長く、長野県民のソウルフード的な存在になっているらしいのですが、カップ麺の存在はそこまで知られていないみたい。ポンちゃんといえば袋麺でしょ、みたいな。
今回は袋麺は買わず、しょうゆ味とみそ味のカップ麺だけをお土産にしました。詳細なレビューはガジェット通信の方で書かせていただきましたよ。
長野と山梨の一部でしか買えないご当地カップ麺「ポンちゃんラーメン」を食べてみた https://t.co/FgnHm0dcig #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/YWVTnJj8eP
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) July 31, 2021
でもせっかくなので、弊ブログにも書き残しておきたいと思います。
フタのイラストがかわいくて最高だよな〜。でもこれ、キャラクター自体はずっといるけどフタに大きくイラストが入ったのは割と最近らしいですぞ。
開封すると白っぽいフライ麺に粉末スープ、かやくという無難な構成。
ところがかやくはなかなか色鮮やか。わかめ、ねぎ、コーン、赤ピーマン、なるとが入っていました。
熱湯でもどしても華やかさはそのまま。しかも結構かやくの量が多い。透明度の高いスープに具がプカプカと浮かび、割とテンションが上ってくる感じがありますな。
でも味は至ってシンプル。余計なものを極限まで削ぎ落とし、さらに大事なものもいろいろと削ぎ落としちゃった、あっさり系の素朴な醤油スープ。
最近のカップラーメンと同じ物差しで比べることなんてとてもできないレベルではあるんだけど、でもかやくが多く入っているおかげであっさり系のスープにそれらの味がいい感じに溶け込んでいるんですよね。これはなかなか悪くない。エースコックのわかめラーメンにかなり近いテイストですな。
麺も味は至って普通なんだけど、令和時代のカップ麺と比べると麺がすぐのびちゃう印象。こういうところもカップ麺って進化しているんだなあと実感させられます。
なんというか1980年代はこういうカップ麺を食べていたな〜としみじみしちゃう味。昭和時代からそのままタイムスリップしてきたかのような、はたまた昭和時代に埋めたタイムカプセルから出てきたような、レトロでノスタルジックなカップ麺ですね。ゆえにさすがに高評価はつけにくい。
でも本当に不思議と、これを食べて1ヶ月もするとなぜかまた食べたくなってくる。長野に縁もゆかりもなくてもそんな気持ちになるんだから、長野県民にとってはずっと心の片隅に残り続けるカップ麺だったりするんだろうな。そんな気持ちに浸っていたら、ついつい2021年7月のランキングの5位に差し込んでしまったよ……。
ポンちゃんはポンちゃんのままで、これから先の時代もずっと変わることなく、昭和時代のカップラーメンの味を伝え続けてほしい。歴史的価値のある一杯だと感じました。
評価:★★★
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