【カップの麺ぜんぶ食う】第375回 まるか食品 ペヤング きのこMAXやきそば ★5
まるか食品 ペヤング きのこMAXやきそば
調理時間 3分
麺 90g
熱量 510kcal
炭水化物 61.3g
食塩相当量 3.0gカップ麺オブ・ザ・イヤー2018はこちら
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判決が言い渡されるまで徹底して無罪を主張していたけど、いざ禁錮5年の有罪判決を言い渡されると一転して「ブレーキとアクセルを踏み違えていた」と認め、控訴せずに収監された飯塚幸三元被告。このペヤングの新作「きのこMAX」を食べると、この裁判のことが頭をよぎりました。
近年はすっかりネット上でバズることに躍起になり、味よりもYouTuberやネットニュースに取り上げられることを追い求めてしまっていたペヤングシリーズ。知名度は以前よりも格段に向上したのかもしれませんが、確実にイロモノとしてのレッテルを貼られ、僕を含めた多くのペヤンガーたちはもう見放しているような状況になってしまっていました。
ところがこの「きのこMAX」はバズり至上主義からの回帰を感じられる一品。いよいよ犯してきた罪を受け入れ、再び美味しさを追求するために歩み始めたことを予感させる、素晴らしいカップ焼きそばに仕上がっていたことをご報告します。
容器の中にはいつものフライ麺と、透明度の高いソースとかやくの2袋。
かやくはもちろん乾燥きのこがたっぷり。しいたけ、舞茸、ぶなしめじの3種のようです。
湯切りをしてソースを絡めると、松茸の香りが漂い始めました。松茸そのものの香りに近いのかというと怪しいかもですが、インスタントの松茸のお吸い物や松茸炊き込みご飯の素の香りにそっくり。つまりこれは松茸エッセンスの香り……!
以前に週プレの連載「野島慎一郎の激ウマ!! バカレシピ研究所」で松茸エッセンスを使ったレシピを紹介したことがあるんですが、これ本当に脳内に刻まれている“松茸っぽさ”を蘇らせてくれる香料なんですよね。完全に錯覚できちゃう。
このときはかまぼこを松茸に見立ててどん兵衛にたっぷり入れるというネタだったのですが、今作には松茸こそ入ってないけど本物のきのこ3種が入っているわけです。松茸エッセンスの相性はもちろんかまぼこ以上。薬物によってパワーヒッターに豹変したバリー・ボンズのように、松茸エッセンスをドーピングすることでしいたけ、舞茸、ぶなしめじが松茸もどきへと偽装アップグレード!
味もちゃんときのこを食べているような気分になれるし、なんなら松茸入りのカップ焼きそばを食べていると錯覚できちゃう。そしてベースとなっているソースはめんつゆ風のダシがきいた甘じょっぱい味で、きのこの味を上手に引き立ててくれています。これはうまいなー!
焼きそばというよりも和風きのこパスタに近いのかもしれないけど、きのこをモサモサ食べてる感覚を得られるカップ麺なんて唯一無二。これは抜群の満足度でした。ごちそうさまでした!
きのこMAXだなんて、今までペヤングが出してきたネタ系商品と比べたらインパクトは激薄。でもこれでいい。これがいいんですよ。いきなりネタ路線を捨てるとは思えないけど、こっち方面もしっかり頼みますよ。期待してますので!
評価:★★★★★
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