清瀬に進出してきたハイボール50円の居酒屋「それゆけ!鶏ヤロー」が想像以上にぶっ飛びすぎて最低で最高【清瀬グルメ】
ハイボール50円だったり、いろいろヤバい「それゆけ!鶏ヤロー」という居酒屋があるという噂は聞いていたんですが、なんといつの間にか清瀬に上陸していたとは……!!
以前「和蔵」というラーメン居酒屋とか「ダルマックス」があった場所ですね。
看板にはデカデカと「ハイボール50円」「サワー・カクテル99円」などと書かれ、安さを全面にプッシュ。とびきり下品。安かったら普通は入りやすくなるはずなのに、逆に微妙に入りにくくなってるのはなんなんでしょ……。
ところがこんな看板なんてまだまだ序の口。むしろ鶏ヤローに入る人を選定するための踏み絵的な役割を果たしているのかもしれないですな。中に入ったらさらにカオスでツッコミどころ満載な世界が広がっていました。
ようこそ、鶏ヤローの世界へ
▲場ゲロって単語、はじめて聞いた……
▲卓上には竜ちゃんが……。こんなところでまた会えるなんて!
で、このベルをチーンと鳴らすと……
有無を言わさずテキーラが1杯運ばれてくるというシステム。恐ろしや。(まあ、店内全員強制テキーラになる五反田のあの店よりはマシか……)
ちなみにお通しはえびせん、枝豆、テキーラから選ぶことができるシステムになってました。テキーラがお通しって何よww
なお、お通しはえびせんが圧倒的にお得。3種類のうちえびせんだけがおかわり自由になっていました。50円のハイボールとお通しのえびせんで居座ったらセンベロならぬゴヒャクベロできるレベル。
価格が(いろんな意味で)崩壊したドリンクメニュー
で、ドリンクメニューがこちら。ハイボールは角ハイとかが本当に50円だ! その他、ジンジャーハイボールやコークハイが99円となっています。
そして大きいサイズのハイボールも充実かつ安価。メガハイボールはなんと199円。ピッチャーハイは299円。盃ハイボールは499円。生ビール中ジョッキの一般的な価格で盃一杯の酒を飲めるんだから恐ろしい。あとメニューの下の方に12000mlオーバーの超デカボトルなんてのも書いてありますが、これは見なかったことに……。
メニュー右側の生搾りサワー写真もツッコミどころが多々ありますが、これまた見なかったことに……。
ドリンクメニューには裏面もあり、もちろん生ビールやホッピー、焼酎、日本酒、カクテルなども用意されています。生ビールは299円。相当安いのに、鶏ヤローではハイボール6杯分と思うと損した気分になってくるから不思議……。
あと、カクテルがジョッキ1杯99円ってのもさりげなく超破格ですね!
この日はとりあえず生ビールを、一緒に行った友人はメガハイボールをオーダー。メガハイボールのデカさに笑っちゃいます。それでいて価格はメガハイボールのほうが100円安いんだから、もういろんな常識のものさしが通用しなくなってくる。
こうなるとやっぱりハイボールを飲まないとダメでしょう。メガジョッキの重たいこと重たいこと。なんせ1000ml入っていますからね!
ただ、鶏ヤローでこんなことを突っ込むのは野暮というものなのですが、ここでハイボールのサイズ別に1mlあたりの単価を出してみましょう。
メガサイズ(1000ml/199円) …… 0.20円/ml
ピッチャー(1800ml/299円) …… 0.17円/ml
超デカボトル(12000ml/2999円) …… 0.25円/ml
普通はデカいサイズをオーダーしたほうがお得になりますが、なんと通常サイズをちまちまとオーダーするほうが安くつくという異常な価格設定となっているのです!
狂い咲いた夜に眠れぬ魂の旋律
そしてこういう異常な価格設定はほかにも随所に……。
超〜細かいですが、ホッピーセット(299円)を頼むより、ホッピーの中(99円)と外(199円)をそれぞれ頼んだほうが安くつくんですよね(298円)。まあ1円ですけど。
おつまみのポテトも控えめサイズが99円、メガ盛り999円、間のポテト499円という設定になっていますが、鶏ヤローのカラクリを知ってしまうとここは控えめポテト一択でしょ!
それで運ばれてきた控えめポテトがこちら。やっぱりそれなりに量があるし、間のポテトはきっとこの5倍もないはず。そして塩の振り方、雑すぎるだろ!!
まあ価格設定も含めていろいろ雑でテキトウなんですよね。ホッピーなんかも1杯目と2杯目で中の量が全然違ったりとか。
あとはキムチ(199円)をオーダーしてみると、最初はこんな感じで運ばれてきたんだけど……
少し食べ進めていたら店員さんがやって来て「すいません、今まで作り方間違えてたことに気づきました」とか言って、なんとキムチを回収。少し手を加えてまた運んできてくれました。
盛り付け全然違うじゃん!! ほんとこれ、わざとやってるんじゃないかと思えてくるレベルですよ。
これにイラッと来てしまう人はたぶん鶏ヤローには合わないタイプ。こういうのをエンターテイメントだと思えてくると一周回って最高に楽しくなってくるわけです。
ちなみにキムチの味は単体だと酸味がキツめで旨味が薄く、「世界で一番安いキムチを仕入れたらこんな味だろうな」っていう感じの味だったんですが、そこにごまやごま油、オニオンスライス、味付け海苔などを足すことで必死に味を上乗せしているという印象。安いなりの努力が垣間見えるのも悪くない。
あとはメニューを見てるだけでももう突っ込みどころが多すぎて疲れちゃう。
昨今の値上げ値上げの流れのなか、399円からなぜか100円引きの299円になっている「名物!! ヤロー焼き」。
かたやネギを焼いただけのものが399円。他に安いものが多すぎて割高感がヤバすぎる。
ちなみに「ヤロー焼き」はこんな仕上がりでした。まあ料理はそこまで頼まなかったけど、この日見た限りだと安いんだし質を求めちゃいけないって感じかな。味のかわりに笑いを提供してくれますし。
せっかくなんで最後にズラズラっとメニューの写真を載せて終わりますけど、ぜひぜひほかのメニューもいろいろ頼んでツッコミを入れたい。もしかしたらこのメニューブックこそが一番の酒の肴だったりするのかもしれないな。
いやあ、すごいお店です。不快にならない格安居酒屋。お笑い芸人のツッコミ役になりたい人はぜひ鶏ヤローで100回突っ込むとか練習したほうがいいです。
店舗情報
居酒屋 それゆけ!鶏ヤロー!
住所: 東京都清瀬市松山1-17-7 小林ビル1F
営業時間: 17時〜25時
定休日: なし
電話: 042-497-8330
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