本当は教えたくない名店! 東久留米「多幸福」はお好み焼き・もんじゃ焼き・ナポリタンの三冠王!【ひがしグルメ】
最近地元清瀬市の友達の間でウマイウマイと話題になっていたお店に行ってきましたよ。その店とは、隣町・東久留米にあるお好み焼き屋の「多幸福(たこふく)」!
「多幸福」は東久留米市東本町にあり、東久留米駅北口から歩いてだいたい5〜6分くらい。
店内は4人用のテーブル席が3組だけ。カウンターもありますが、コロナ以降は使うのをやめちゃったそうなので、なるべく予約をしてから行ったほうがいいようです。お好み焼きだとお客さんの滞在時間が長いですし、順番待ちするのは現実的じゃないですからねえ。
あと、お子様連れは入店NGとなるようなので要注意です。
そそられすぎて困る「多幸福」のメニュー
この日は予約をせずともうまいこと最後の一卓に滑り込めました。さて、何を食べようかなとメニューに目を配ると、まあなんと魅力的なラインナップなんでしょ!
お好み焼きは関西風と広島風があり、さらにたこ焼き、もんじゃ焼きからチヂミ、焼きそば、焼きうどんまで!
そして気になるのがマスター自慢の一品。なにやら今年78歳というマスターは以前に洋食の店で働いていたそうで、ナポリタンとかオムライスも得意としているみたい。これは食べてみるしかない! ここにあえて差し込む信州のざるそばも絶対うまいやつだろうな〜!
ってことでまずは順番に食べられるだけ食べ進めて、ナポリタンでフィニッシュするプランを計画しました。とりあえずはビールで乾杯!
ちなみにお通しは3種類から選べました。ニンニクがバチバチにきいたカクテキもうまうま。
大絶品ホームランの「豚カレーチーズもんじゃ」
最初はまあもんじゃでチビチビやりたいよねってことで、豚カレーもんじゃにチーズトッピングで注文。もんじゃ焼きって焼く側のスキルが結構要求されるけど、「多幸福」ならマスターかおかみさんが焼いてくれるので安心。
ぬあっ……! ちょっと待って! なんかすっげえ濃厚そうなカレーの塊が入ってるじゃん!!
こういうカレーもんじゃってカレー粉をパパッと振りかけるくらいのもんだと思ってたけど、なんか「多幸福」では自家製のビーフカレーを使用。しかももんじゃやお好み焼きに使うだけのために7時間も煮込んで仕込んでいるらしい……! こんなところにもマスターの洋食スキルが活かされているんですねえ……。
手際よく、なおかつ美しく焼き上げてくれるので、こちらはただひたすらにもんじゃをビールで流し込むのがお仕事。なんて幸せな役割なんでしょう。
これで焼き上がり。4人用テーブルに設置された鉄板を1枚のもんじゃ焼きが覆い尽くしてしまいました。うまそうなだけじゃなくて、量もすっげえ!
味ももう笑っちゃうほど絶品。笑っちゃいすぎて大爆笑。もんじゃのダシの風味とビーフ&チーズの旨味とカレースパイスの見事なまでの四重奏。
カリカリに焦がしてもカレーの存在感はバッチリだし、チーズを入れてもチーズが主張しすぎないバランスも絶妙。これで無限に飲めちゃうやつだなあ。いきなり最高。もう、冷めた鉄板をペロペロ舐めながらでも飲めちゃうよ!
たこ焼きもお好み焼きもお見事よ
カレーもんじゃで胃袋を完全にわし掴みされた僕。続いてたこ焼きとお好み焼きも注文していきましたが、もちろんどちらも最高!
たこ焼きは玉も中身もでっかくてふわふわ。柔らかいからこそタコの存在感が際立ってる。タコが主役のたこ焼き。
お好み焼きはあえて王道の豚イカを食べたけど、豚肉をあえてカリカリにするこだわりとか、分厚いのに小麦粉感は薄めっていう贅沢さも最高。
あとソースはお好みソースのほかに豆板醤入りのピリ辛ソースも選べたのでそれで食べてみたんだけど、その加減も絶妙。辛すぎず、コク深い。お好みソース以外で食べるお好み焼きもアリだなあ。
こうなったら広島風やモダン焼きも食べてみたいし、あのカレーが入ったお好み焼きも食べてみたい。お腹が満たされていくのに、食べたいものがどんどん増えていく!
喫茶店とは違う道を歩んできたナポリタン
ひとつひとつがボリュームミーだし、おいしさにも大満足しているので、ここで打ち止めしちゃっても全然オッケー。でもやっぱりマスターおすすめのナポリタンは食べちまわないとな!
で、注文したらよく知ってるナポリタンとは全然違う姿をしたナポリタンがおでましおでまし。
ケチャップベースなのは変わらないのに、主役はトマトなんですよね。あっさり繊細なナポリタンって感じで、めちゃくちゃおしゃれ。なのに鉄板の上にドーンと皿が置かれたのは笑ったけど!
ドリンクやアイスも美味しさを追求
最後はマスターが「うちのコーヒーはその辺の店より濃くてうまいから」と勧めるアイスコーヒーをいただきました。確かにビターでいい味。味濃いめのものをたくさん食べたあとはいい感じに沁みるコーヒーだ。
聞いたらなんとガムシロップまで自家製だというから驚き。市販のガムシロップなんて全然美味しくないからなんですって。この凄まじいこだわりよ!
これだけ愚直なまでに美味しいものを探求している店なら、もはや何を食べてもうまいだろと全幅の信頼を寄せられますわ。きっとあえてお好み焼きを食べず、信州ざるそばだけ食べて帰っても満足できる。そのくらいの信頼感がありますよ。
マスターがご高齢だからもうそんなに長くは続かないかもしれないけど、これはできる限り機会を作って食べに行かないとだなあ。心からごちそうさまでした〜!
店舗情報
多幸福(たこふく)
住所: 東京都東久留米市東本町12-8
営業時間: 17時〜22時
定休日: 火曜・水曜日
今日は早朝草野球でしたがまたしても両チーム2ケタ得点の泥試合の末に敗戦!残念なのでゆうべのうまうまお好み焼き屋での思い出に浸ることとします。。 pic.twitter.com/uSudyIb2Ki
— 野島慎一郎|B級フード研究家 (@aochins8) April 14, 2024
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