10年後の8月にまた会えたよ「千代作」の復刻ラーメンを高田馬場「でぶちゃん」で食べるエモい夜 | 健全なホームページ

10年後の8月にまた会えたよ「千代作」の復刻ラーメンを高田馬場「でぶちゃん」で食べるエモい夜

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今回はちょっとした思い出話から始めさせていただきます。かつて僕は会社員時代、ラーメン激戦区として知られる高田馬場に通っていました。

当時はとにかく貧しかったので、たまに食べるラーメン・つけ麺はごちそうであり、仕事漬けな日々の中ではラーメンの塩気が心身の癒やしであり、昼休みにラーメン屋を巡ることが勤務中の数少ない楽しみだったのです。

高田馬場にあった伝説の家系ラーメン「千代作」

いろんな店で食べ歩いたもんだから、思い出のラーメン屋はたくさんあります。その中でも特によく通って、印象に残っているのは「千代作」という家系ラーメン屋。

会社から近かったってのは大きいけども、まあとにかくよく通った。店主の千代さんはファンキーでロッキンでめちゃくちゃ器用で、いろんなメニューを展開してるのも楽しかったしウマかったんだよな。昔のブログをほじくったら画質は粗いけどいろいろ写真が出てきました。


「つけめんDX」


夏の風物詩で大好きだった「つけめんROCK」


富山ブラックインスパイアの「戸山ブラック」


ラーメン二郎インスパイアの「千代二郎」

千代さんがいろんなラーメンを食べて「これ作ってみよう」で商品化しちゃうすごい店。通ってて楽しかったなあ。

しかしそんな千代作も残念ながら2014年に閉店。ちょうどその頃には事務所が高田馬場から表参道に引っ越していたこともあり、最後は全然食べる機会がなくてとても寂しかったのをよーく覚えてます。

そんな千代作と10年後にまさか再会できるとは。

高田馬場「でぶちゃん」が千代作を復刻

なんと高田馬場にある「でぶちゃん」という豚骨ラーメン屋の甲斐さんが千代作復活プロジェクトをぶち上げ、千代さんの協力のもと、千代作のラーメンを復活させてくれたのです。こんなことあるんだ!


千代作復活の経緯だとかはラーメンライターの井手隊長が詳しくしゃべったりブログ記事にしたりしてくれてます。


井手隊長も同じ時期に千代作に通っていたというし、もちろんでぶちゃんの甲斐さんも“千代ラー”。千代作への愛が集まり、こうして大復活を遂げたと思うとすごすぎる。こんなラーメン屋なかなかないでしょ!

そんな千代作との久々の再会は2023年秋に開催された「日本ラーメン大百科」というイベント。その日は油そば限定だったけど、くっきりと思い出せる千代作の味に大感動。余計にラーメンが恋しくなったものです。




そしてついに先日、千代作の復刻ラーメンを食べる機会を作ることができました。不定期で開催している「でぶちゃん」での千代作復活デーにようやくタイミングを合わせることができたのです。

悲しみに暮れた閉店の報せからちょうど10年。10年後の8月にまた出会えると信じることなどできるわけもなかったのに、まさかこうしてまた千代作のラーメンと対峙できる日がくるとは……!!








トレースして完全にコピーして作り直したという丼はもちろん、スープも低温調理されたチャーシューも、麺の食感もすべてが記憶の中の千代作と完全に一致。いや、もしかしたらちょっぴりしょっぱいかもしれないな。オラの涙や鼻水がちょっぴり滴っちゃってそうなので……

あと翌日販売予定の油そばまで特別に食べさせてもらっちゃって大感動。やっぱり油そばも最高だ。


まさかこんな日が来るとは。生きているといいことがあるものですね。今度は当時一緒に通ってたメンバーと食べに来たいぞ。


ごちそうさまでした。そしてありがとうございました!!

でぶちゃんでの飲みも実にいいものでした

ちなみにこの日は井手隊長と、焼きそば研究家の塩崎省吾さんと、ガジェット通信のオサダさんとえだまめ記者と一緒にでぶちゃんでの飲み会でした。珠玉の逸品料理の数々。ラーメン屋でゆっくり飲めるって最高ですな……!









なかなか立ち寄る機会がないなーなんて思ってたけど、機会なんて作るものだわ。今度はでぶちゃんで飲んだり食ったりするために出かけよう。素敵な夜になりました。

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