健全通信 2024年9月10日号
スマホで雑記をポチポチと書き溜めてはまとめてドーンする健全通信のコーナーです。よろしくお付き合いください。
小沢健二の「LIFE」再現ライブに行く
小沢健二のコンサートに行ってきました。日本の音楽史に残る名盤「LIFE」の発売30周年を記念した再現ライブ。まあ〜いいものでした。
贅沢すぎるメンバーによる贅沢な演奏、30年経ってもまったくもって色褪せない名曲群、会場の全員が「LIFE」を聴いてきた同窓会感。すべてが最高でした。
小沢健二は56歳。これから先は加齢との戦いもあるだろうし、いつまでこのクオリティでコンサートをやれるかわからない。ほんと今回は集大成であり、ある意味走馬灯のようでもある、小沢健二のすべてを詰め込んだコンサートだったかなと。
しかもこの日はアリーナの実質最前列という超良席。生き様をしかと胸に焼き付けました。ありがとうございました。
それにしてもよかった。あの人は今状態になっていた2000年代の空白さえも今となってはよかったのかもしれない。
2010年に突如として復活して全国ツアーを開催したときも、名曲群の歌詞を変えまくり(なぜか英語を極力排除してた)、新曲もかつての華やかさが消え(盆踊りの曲みたいの作ってた)、小沢健二さんがオザケンを演じてるような感じだったんですよね。(活動してくれただけで嬉しかったから文句などなかったけど)
そんな当時にLIFE再現ライブをやっても響き方は全然違ったかもしれない。
復活してからは少しずつサビが取れて行くというか、Mステにも出るようになったり、新曲がキラキラと輝き始め、フジロックにも出て、そして大名曲「彗星」にたどり着いたときにはうるっときたもんな。
まさに紆余曲折。現在の小沢健二に到達して、この日の再現ライブをやるために、すべては必要な栄養だったんだろうなあ。感無量ですよ。
せっかくだからマニアックな話もしておくと、今回は2010年に復活してから初めて「ドアノック」の最後の「ミミミミ…」のとこを歌ってくれたのがすごくよかった。ここをまた歌ってくれるまで27年かかった。
それと、「ラブリー」の「Life is coming back!」という歌詞をずっと大切に想ってきたなんて話もあったけど、あんた復帰直後のツアーでそこの歌詞変えてたやろがいと突っ込みたくなったのもよかった。
小沢健二の音楽がある人生でよかったな。と、つくづく思う。
本を読むと飲み代が減る
今年5月にドイツのハイデルベルク大学で講演をやれたのは本当にいい機会になったんだけど、交通費など自腹だったのでまあ〜お金が出ていきました。
そのしわ寄せがちょっと来ていて、もっとちゃんと原稿書かなきゃなー、無駄遣いはやめなきゃなー、と思って過ごしてます。
で、最近は節約とはまた別の話で、買ったけどまったく読めていない本が山ほどあるからこれらを少しずつ読み進めているんですね。
すると、読書の時間が増えることで結果的に突発的な飲み会に参加する機会が減り、飲み代の節約になるじゃないかと。
ダラダラと緩慢な気持ちでスマホとかいじってると、SNSで「今あいつら飲んでるじゃん!」とか気づいちゃったり、LINEでの急な誘いに即反応できたりしちゃうんですよね。
積まれた本も片付けられるし一石二鳥。読書週間じゃないけど、いろいろこの機会に読んでやろうという気持ちが強くなった。
勢いでポチッと買った猫の本を読む
その流れで「歌舞伎町の野良猫 たにゃと僕」という本を読みました。
Twitterでたまたま「たにゃ」の訃報が流れてきて、それで初めてたにゃを知ってとても寂しい気持ちになったのです。どうしてもマャーちゃんと重ねたりしちゃうわけですな。
で、ご愁傷様ですみたいな言葉をかけるのってなんか薄っぺらくて好きじゃなくて、本も出てるならそれを買うのがいいかなと。その場でポチッとした本なのです。
読んでみたらとてもいい本でした。
猫って喋らないから心が通じていると思えるのは人間のエゴなのかもしれないけど、信頼関係は確実に構築されるんですよね。
たにゃとおっさんが信頼関係を築いていくところがとてもまっすぐに伝わってくる、ほんといい本だったな。
わしも猫には引き続き優しくしていきたい。
吉井監督の新しい本も読んだ
Discoverさんに献本いただき、吉井監督の著書「機嫌のいいチームをつくる」も読んだ。ありがとうございました。
シーズン終盤のタイミングで読むと、吉井監督がやりたくても計算が崩れたこととか、いろいろ見えてきて面白かった。
きっと、いろいろなデータに基づき、毎試合勝てる確率なんかを弾き出してるからこそ、負けるときは「確率100%じゃないんだからしゃあない」って雰囲気が出ちゃうんだろな。なんならあくまでもシーズン143試合戦って勝率いくつってのを定めてシーズン戦ってるのかなと。
なので、瞬間的な采配を切り取ると悪く見えることもあるのはしゃあない。でもすごく長い目でチームを成長させようと考えてくれてるのもよくわかった。
個人的にはやっぱりもう少し続けてチームを見てもらいたいと思うなあ。
石垣島旅行のvlogを作りたいのだが
積まれている本もやっつけないとだけど、7月に石垣島旅行に行ったときのvlogも早く編集したい。素材は撮れてる。
旅行vlogはのじまちゃんねる的にニーズがある気はあまりしないけども、結局自分で旅行の楽しかったことを思い出すのに一番いいんですわ。
何もしないと記憶なんてどんどん薄れていっちゃうし、やはり記録として残していきたいのです。
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