【Nintendo Switch】野球ゲームは「机で野球」がおもしろい! パワプロにコールドゲームで圧勝!! 楽しい点をいろいろご紹介
- 2020.05.13
- ゲーム
- Nintendo Switch, パワプロ, 机で野球, SAT-BOX
僕は最高の野球ゲームといえばプロスピでもファミスタでもなくパワプロだと思っていますが、2019年に出たNintendo Switch版のパワプロには本当にガッカリさせられました。ブログで酷評する記事を書き殴った挙句、購入して24時間でメルカリで売り飛ばしてしまった。
【クソゲー】Nintendo Switch版パワプロを購入するも、あまりにクソすぎて24時間以内にメルカリで転売しました
どこが酷かったのかはこちらの記事をお読みください。
やはり僕の予想通り市場の評価も最低なようで、さらにパワプロ2020の発売決定も追い風となり、メルカリでの相場はみるみる急降下し始めました。
パワプロ2020はPS4と同内容っぽいので今度は期待できそうだし、発売されたら買おうかなとは考えているのですが、それでも発売はまだまだ先。値崩れしたパワプロSwitchを買い戻そうかとも思いましたが、2020を買うのであればまた早々に売り飛ばすことになるので微妙なところ。
そんなとき、なんとなく体験版を入れた「机で野球」というゲームが想像以上に素晴らしくおもしろかったので、速攻で製品版もダウンロードしてしまいました。
机で野球(SAT-BOX)
こちらはSAT-BOXというメーカーのゲームで、スマホアプリとNintendo Switchで「机で〇〇」というスポーツゲームをシリーズでリリースしまくっています。
定価は850円だけどちょうど3割引セールのタイミングで購入できたので595円。パワプロの10分の1の価格ですよ。それでいて現時点ですでにパワプロの10倍は楽しんでます。
体験版でも普通に試合を楽しめるので(パワプロの体験版はホームラン競争のみ。失笑……)、興味のある方はぜひ体験版から試してみてほしいのですが、とりあえずこちらの記事では「机で野球」の楽しいポイントを紹介させていただきますね。
厳密には“野球”ではなく“野球盤”
「机に野球」のゲームモードは以下の6つ。
6つのモードがあるとはいえ基本的にはただ単に野球ゲームをプレイし、プレイするためのチームをカスタマイズするというシンプルな内容です。定価850円なのですからまあこんなものでしょう。
そしてこちらが試合中の画面。要は野球ゲームというか野球盤ゲームなのです。ゆえにめちゃくちゃシンプル。基本的にはピッチャーが投げてバッターが打つだけで、ボールが飛んだ場所に応じて判定が決まるので、走塁や守備の要素が一切ありません。
野球ゲームとしてはファミコンの最初の野球ゲーム「ベースボール」よりも操作が少ないわけですが、でもそれがいい。走塁と守備のバランスって野球ゲームを構成するうえでめちゃくちゃ重要だと思うんです。
「こいつが盗塁すれば絶対セーフ」「ここに転がしたら絶対に内野安打」とか、どんなにグラフィックが綺麗で実名の球団が登場していたりしていても、そういう部分でバランスが崩れると一気に冷めちゃうものなんですよ。
「机で野球」は操作がバッティングとピッチングだけに絞られているから、余計なストレスを感じず純粋に駆け引きを楽しめるし、ゲームバランスもいい。ピッチャーの変化球と緩急を読みながらバッティングするのが最高に気持ちがいいのです。
▲盤面の上でボールが止まったらルーレットで判定を決める
パワプロとかと違って誰でもすぐに操作を覚えられるから対人戦は楽しいし、コンピューターも悪くない知能をしてるのでハメ技みたいのもない。野球素人にいきなり相手になってもらっても案外いい試合になっちゃったりするのです。
あとはなにげに打率や防御率も記録されるのが素晴らしい。
野球ファンって結局は数字好きが多いので、このデータが出るだけでも結構テンションが上がるんですよね。大会モードだと特に。(なにかのタイミングでたまにリセットされちゃうけど……)
自由度の高いチームエディットモードが楽しい!
「机で野球」にはチームエディットモードがあるのですが、これがもう自由度が高くて素晴らしい。8チームのチーム名とユニフォーム、各チーム9選手の名前と背番号と使用バットを自由に決められるのです。
選手の野手能力は使用するバットに応じてパワーとスピードのステータスが変化するのですが、正直なところ数値の大小による変化はほとんど感じません。(問い合わせを送ってみたけど返事なし)見た目を変化させるだけだと思っても問題ないかと思います。
だから結局のところは名前をつけたって何も変わらないんだけど、なんか小学生の頃に野球盤で遊んでいたときの感覚なんですよね。とりあえずチームの打順を考えて野球盤で遊ぶような感覚。とにかく自由。それをNintendo Switchでプレイできて、個人成績も残って大会モードもできる。これだけで十分楽しめちゃう。
野手能力は全然変化を感じないのですが、その一方で投手能力は細かく設定できます。直球のスピード、左右の変化量、ナックルの揺れ方(落ちないけど揺れる)を設定できて、これがまた駆け引きの要素になっておもしろいのです。
球種に名前をつけられるのも素敵。パワプロのサクセスモードでオリジナル変化球を持った選手を作るのってめちゃくちゃ大変だけど、「机で野球」なら一瞬でできる。
ユニフォームはなんだかよくわからないのも多いけど、バリエーションがとにかく豊富なのでちゃんとかっこいいやつもいくつかあります。
細かいデータは気にせず黄金時代の西武ライオンズとかドカベンの明訓高校とかの選手名を入れて、それっぽいユニフォームを着させるだけで、メインのゲームバランスがいいから十分に楽しめるのです。
ホームラン競争モードでポイントを貯める
3時間に1回プレイできる「ホームラン競争」モードでは、バットの代わりになるペンやユニフォームをゲットできる「カプセルピッチ」を回すためのポイントを貯められます。「机で野球」はもともとスマホアプリとしてリリースされてたみたいですが、いかにもアプリゲームらしい仕様ですな。
1プレイで5回挑戦し、ホームランを打つと200ポイント。パーフェクトだとボーナスでプラス500ポイント。2200ポイント貯めると5連ガチャを引くことができます。バットペンもユニフォームもバリエーションが豊富なので、ついついこまめに起動してポイント集めをしたくなっちゃう。
負けたら終わりのガチ大会モードが燃える!
そして大会モード。これがもう激アツ。コンピュータ相手に9イニング制の試合をおこなうトーナメント大会なのですが、本物の高校野球と同様に負けたら即終了。さらにコンティニューの類も一切なし。それで都道府県大会4試合、地方大会4試合、全国大会4試合の計12試合を連勝しなければなりません。
クソゲーと紙一重の厳しさですが、でも本物の高校球児も同じような条件で甲子園優勝を目指してるわけですから文句は言えません。ただただリアルなだけなのです。
それでいてゲームバランスがいいものだから毎試合接戦になるし、全国大会優勝なんて夢のまた夢。だからこそひとつの勝利が沁みるように嬉しいのですが、本物のスポーツ大会に参加してはじめて得られるような感覚を令和のゲームで味わえると思わなかったですよ。
今のところ最高記録は地方大会の準決勝。いつか全国優勝したいなあ。
パワプロ2020発売後も対人戦で盛り上がること必至!
かくいう僕も「あつまれ どうぶつの森」を買ってからはプレイ頻度が落ちてしまっているのですが、友達が遊びに来たときにサクッと遊べるゲーム候補として真っ先に上がってくるのは「机で野球」になりますね。
とにかく操作がシンプルでゲームバランスがよくて駆け引きが楽しい。オリジナル要素も楽しい。安いので買ってみて失敗したときのリスクも小さいですし、全力でおすすめしたいなと感じました。
少なくともパワプロSwitchよりは全然マシ。「机で野球」がコールドゲームで圧勝ですよ。パワプロSwitchやファミスタで失敗してしまった人にこそおすすめしたい。きっと「野球ゲームってこんなので良かったんだな」と思うんじゃないかしら。
-
前の記事
【カップの麺ぜんぶ食う】第182回 みなさまのお墨付き 出汁がやさしい中華そば ★4 2020.05.12
-
次の記事
【カップの麺ぜんぶ食う】第183回 大黒食品 冷したぬきそば ★3 2020.05.14