東京・清瀬の老舗カフェ「珈琲ハウスるぽ」でモーニング / 独自の道を歩んできたフレンチトーストを食べる(他のメニューも追加)

(2024.3.7 内容追記:悲しいお知らせが入ってきたので別記事にしました…)

地元・東京都清瀬市にある老舗カフェ「珈琲ハウスるぽ」でモーニングを食べてきた記録です。
レトロでかわいい雰囲気の「珈琲ハウスるぽ」は清瀬駅北口からたぶん徒歩20~30分くらい離れた場所にあります。オープンは僕が小学生だった頃だったと思うので、もう30年くらいやっているお店ですね。仮面ライダークウガのロケ地としても知られているみたい。
僕はもう清瀬市に住んで長いですが実は今回が初訪問。学生の頃はカフェなんて行かないですし、大人になってからもやっぱり行くのはドリンクバーのあるファミレスになっちゃう。行く機会をずっと逃し続けて来たんですよね。
でもここ数年になってカフェとか喫茶店に行く機会が増えてきて(オッサンになったということでしょうか)、気がつけば徒歩10分くらいで行ける場所に引っ越していましたし、ドラクエウォークを片手に散歩がてらモーニングを食べに行ってきたというわけです。
店内の雰囲気
店内の雰囲気も昭和~平成初期のノスタルジーな空間がそのまんまという感じ。いいよなあ、こういうの。
「ようこそ るぽへ」
1階の客席中央には電話ボックスが。
この日は2階の席にご案内していただきました。
階段の途中にはステンドグラス。
1階と2階は吹き抜けになっていて、2階からは1階の客席を見下ろすことができます。
店内のどこを切り取っても雰囲気がいい。仮面ライダークウガのほかにもよく撮影に使われてきたと聞きましたが、それにも納得。
いかにも喫茶店らしいメニューがたくさん
モーニングのメニューはこんな感じ。モーニングとは言わず「おはようメニュー」となっているのがポイントです。ちなみに「おはようメニュー」を注文できるのは朝8時から11時まで。週末も注文可能で、コーヒーか紅茶がついてきます。なかなかお得なセット。
「おはようメニュー」以外もいろいろ魅力的だったので悩みましたが、今回はフレンチトーストセット(700円)を注文しました。
レギュラーメニューにあたる「サービスセット」は表裏両面に渡ってメニューがぎっしり。
大盛りのことを「元気でファイト!(ラージ)」と表記しているのも最高だし、看板メニューのセットを「アイドルセット」としているのもいい。独特のネーミングセンスや紹介文に思わずニンマリしてしまう。
ワッフル、ケーキ、パフェも充実オブ充実。仕入れとか仕込みが大変そう。
こちらはコーヒーメニュー。紹介文は“るぽ節”が炸裂しまくり。
アメリカンコーヒー … 都会人の代表的コーヒー
アイスコーヒー … クールな感覚は当店自慢
トラジャ … アジアで抽出するコーヒーの絶品
カフェ・オ・レ … フランス人のモーニングは…
いちいち笑えるなあ。いいセンスしてる。
紅茶やソフトドリンクも数がすごい。写真はほとんど載ってないのでボヤーンとした説明だけを頼りにドリンクを選ぶわけです。
そうこうしているうちに「おはようメニュー」のブレンドコーヒーが登場。ものすごくアツアツ。一杯ずつ丁寧に淹れているのが本当によくわかる。僕はコーヒーの味の違いはあまりわからないけど、このコーヒーとそのへんのコーヒーを比べたらさすがに一発で判別できそう。
卓上にはグラニュー糖とコーヒーシュガーの2種類が並べられているのもいいですなあ。宝石のようなコーヒーシュガー。いつもはブラックで飲むけど、これなら砂糖も入れたくなっちゃう。
充実の「おはようセット」
のんびりとコーヒーを嗜んでいるといよいよ「おはようメニュー」のフレンチトーストセットが運ばれてきました。
今となってはフレンチトースト=スイーツというイメージが完全に定着しましたが、その世界線とはまったく違うフレンチトーストのお出まし。パンに卵と牛乳を含ませるところまでは一緒だろうけど、その焼き方がなんとも雑だし、上にはバニラアイスやホイップクリームではなくベーコンが1枚。ベーコンエッグ寄りのフレンチトーストだ。
インスタ映えなど一切気にしてないし、むしろ気にしたところで絶対に映えない。でも神のごとく崇められる前のフレンチトーストって、このくらい大衆的なものだったよなあ。
このフレンチトーストはお好みで塩をひとつまみ振りかけたり、メープルシロップを垂らしたり、好きなようにして食べてとのこと。まずは塩を振りかける“おかずスタイル”でいただいてみました。
ベーコンと一緒に食べるるぽのフレンチトーストはやっぱりベーコンエッグのよう。完全におかずと化し、これと一緒に白飯も食べられそう。おしゃれな今どきのカフェでフレンチトーストを食べ歩いてるような女子にこれを「フレンチトーストだよ」って言って食べさせたらブチ切れられそうだな。
続いてシロップを垂らして食べてみると、まあこれは想像通りホットケーキ寄りの味に。
このままベーコンエッグとホットケーキの二択を繰り返して食べ進めても全然満足だったけど、せっかくなのでベーコンの上からメープルシロップをぶっかけ。これがもう大当たり。
ベーコンの塩気がいい具合に甘さを引き立てる、塩キャラメルとか塩バニラのような状態に。もう完璧に整いました。これこそがるぽのフレンチトーストの完成形。絶対にほかでは食べられない、絶滅危惧種のフレンチトースト。
あとフレンチトーストセットにはミニサラダとスープもついていたけど、これらもナイスでしたね。サラダはミニと呼んではいけないボリューム感のポテトサラダ。トマトも大きくて嬉しい。ドレッシングもいい味してて、これだけで白飯が食える。
スープはビーフコンソメ。具こそ入ってないけど、旨味という無形の具がぎっしり入ってた。これだけで白飯が食える。どこを切り取っても白飯が食えそうなうまさだった。
ちなみに一緒に行ったもうひとりはスープセット(680円)を注文。スープはミネストローネだったけど、これも最高にいい味してた。厨房を覗いてみたくなる。もうほんと、大満足でした。ごちそうさまでした。
なるべく早く2回目の機会を作って別のメニューを食べてみたいし、「おはようメニュー」以外にも手を出してみたい。大盛りメニューの「元気でファイト!」にも挑戦しないとなあ。とにもかくにも珈琲ハウスるぽデビューを果たすことができてよかったです。
店舗情報
珈琲ハウスるぽ(るぽ・コーヒーハウス)
住所:東京都清瀬市中清戸5-201
営業時間:8時~20時
休日:日曜日
電話:042-491-9020
※急なロケ貸し出し等もあるようなので、詳細は店舗にご確認ください
追記
この記事を書いたあとも何度もるぽに足を運ぶようになりました。何を食べてもうまい!
というわけで2ページ目に食べたメニューを逐一追加していきます。

PAGE 1 PAGE 2
-
前の記事
週刊プレイボーイ連載『野島慎一郎の激ウマ!! バカレシピ研究所』第37回~第40回まとめ 2019.10.15
-
次の記事
Twitterの投稿をまとめるだけ日記 10/9~10/15 2019.10.17