こんな夜にはPENPALSを聴きたい。20代の頃に大好きだったバンドの話

まずは心からご冥福をお祈りいたします。
【三浦建太郎先生 ご逝去の報】
『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
2021年5月20日 株式会社白泉社 ヤングアニマル編集部 pic.twitter.com/baBBo4J2kL— ベルセルク公式ツイッター (@berserk_project) May 20, 2021
大好きだったバンド「PENPALS」の思い出話をします
20代の頃に大好きだったPENPALSというバンドがアニメ「剣風伝奇ベルセルク」(1997-1998)でオープニングテーマを担当していたんですよね。
僕が好きなバンドを聞かれてPENPALSと答えると、だいたい「あー、ベルセルクの!」ってなってた。どこか気だるい感じで、ぼんやりとアメリカが思い浮かぶオルタナティヴロック。ほんと好きだったなあ。
COUNTDOWN JAPAN 05/06での解散ライブも行ったし、2012年にひっそりと再結成したときのライブも行ったぞ。
好きになったきっかけはPENPALSが日本語の曲を歌い始めてから。2000年のアルバム「PAST LAST SUMMER」に奥田民生の「イージューライダー」のカバーが収録されているんだけど、それが古本屋かなにかで流れていて、なんだこのかっこいいアレンジは、と。
そのまますぐアルバムを購入。本当にヘビーローテーションで聴き込んだアルバムだったなあ。「DAYS GONE BY」とか「MORE FUN?」とか、大好きだった!
次に発売されたアルバム「2nd coming」(2001)はおそらく「TELL ME WHY」と並ぶ代表曲の「ラヴソング」が収録されているので、これがきっと一番売れたんじゃないかしら。これもいいアルバムだった。収録曲だと「Boys & Girls」とか大好きだった。カラオケで歌いたくなる曲。
それから過去の作品もさかのぼって聴き込んでいったわけですが、一番好きなアルバムは「AMERICAMAN」(1998)かもしれないな。かっこいい曲がいっぱい。収録曲の「Tonight She’S Gone」を2012年の復活ライブではじめて聴けたときは、ライブで聴ける機会なんてあるわけないと思っていたので、こみ上げてくるものがすごかった!!
あとはやっぱり「I WANNA KNOW」とかもかっこいいですね。これは何億万回聴いたことか。
好きな曲を挙げたら本当にキリがないな〜。
日本語時代の曲は消したい過去なのかもしれない
PENPALSは英語曲を歌う3ピースバンドとしてデビューして、途中から日本語曲を歌うようになり、2002年頃にはメンバーが増えて4人編成に。ベースの林さんがギターにパートチェンジ。そして2005年末に解散したんだけど、2012年にしれっと復活したときには、メンバーがしれっと結成当時の3人編成に戻ってた。まるでメンバー増員などしていなかったかのように……。
そしてライブで演奏されたのも「MORE FUN?」の一部に日本語がちょっと出てくるだけで、ほかはすべて英語曲。
きっと本当にやりたかったこと=英語・3人編成時代の曲で、売れるためにやってたことが日本語時代の曲だったんだろうなあ。そんなことを察して、なんか青春を軽く否定されたような、ちょっぴり切ない気持ちにもなったな。日本語曲もバッチリカッコよかったっすよ!!
同じメンバーで新バンド「AFOK(アフォック)」を結成してた
で、2012年にしれっと復活したあとはまたひっそりと活動がフェードアウトされ、オフィシャルサイトのドメインすらも失効していたのですが、最近になってオリジナルメンバーの3人が「AFOK」というバンドを結成して活動していることが判明。「アフォック」と読むそうですが、まーたSEO的に最悪なバンド名をつけたもんだな!
このオリジナル曲を聴いてみるとやっぱりPENPALSらしさはガッツリと残ってて(そりゃメンバーが一緒だからね)、音信不通だった友達が元気にやってることがわかって安心するような、そんな感覚になったな〜。
ライブも結構やってるみたいで、PENPALS時代の曲も普通に演奏してる!
strike three!
恒例の"本日のPENPALS" pic.twitter.com/po31J039TG— HAYASHI (@MUNEMASA884) December 14, 2019
今なお同じメンバーで演奏される名曲群。最高だなあ。メンバーも楽しそうでなにより! ライブのセットリストは毎回Twitterに公開されてるんだけど、当時の日本語曲もたまーにやってるっぽい。これは絶対そのうち行きますよ!(まずはアキレス腱を治さないと……)
気がつけばPENPALSをよく聴いてたのもかれこれ20年近く昔の話。久々に聴いてみるとやっぱりいいですね。昔は良かったじゃないけども、今ってなかなかシンプルな演奏なのに心揺さぶられる感じのバンドって少ない気がしますし。
今からでも遅くはない。ぜひPENPALSっ子、アフォックっ子になりましょう!(そしてライブに一緒に行きましょう!)
ちなみにApple MusicだとPENPALSは海外の同名バンドと一緒に表示されちゃうっぽい。これどうにかならんのかな?

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