ボツ記事コレクション第3回|【実験】雑草でジャムを作ってみた! これはひどい! もう死ぬかもしれない!!
- 2018.11.24
- B級フード・バカレシピ 書いた記事
- B級フード, 野島慎一郎, バカレシピ, ボツ記事コレクション, ひどい, 雑草, 天ぷら
このコーナーは納品した記事が諸事情によりボツとなり、お蔵入りとなってしまったものをそのまま公開してしまおうというものです。
第3回は2016年7月にボツになった記事。B級フード、バカレシピと呼ばれるメシネタの原点の方にあるネタで、よく「一番失敗したレシピはなんですか?」と聞かれたときには毎回この「雑草ジャム」と答えています。ここまでやったらダメなんだなと身をもって体感したやつ。
【実験】雑草でジャムを作ってみた! これはひどい! もう死ぬかもしれない!!
皆さんはトーストには何を塗って食べるだろうか? 私は断然ジャム派である。王道ではあるがイチゴジャムは特に最高だ。
しかし、安い値段で販売されているジャムにはたっぷりと砂糖が入っていて、素材そのものの甘さはほとんどないと言われている。確かに100円以下で買えるようなジャムに、たっぷりとイチゴなんて使っていたら間違いなく大赤字である。
逆の発想で考えてみた
ん? 待てよ……? 結局安物のジャムは砂糖の味しかしないんだったら、どんな食材でジャムを作っても結局砂糖の味がするってことなのか……? これは実験してみる価値がありそうだぞ……!
雑草でジャムを作る!
そこで今回はその辺で生えていた雑草を使ってジャムを作り、実際に食べてみることにしたぞ! 砂糖をたっぷり使えば、もしかしたら雑草だってそれなりに美味しいジャムになるのかもしれないのだ。そこら辺に生えている雑草をジャムにできるようになれば、これほど節約になることはない!
よく知らない雑草をピックアップ
今回選んだのはこちらの雑草だ。しかし名前などはまったくわからない。当然、雑草にも種類がたくさんあるのだろが、どの雑草が美味しいとか、安全とか、クサイとか、専門の知識はまったくないのだ。適当に選んだ雑草が安全であり、なおかつウマいことを祈りつつ、早速雑草ジャム作りを始めるぞ!
まずは雑草を細かくカット
まずは素材となる雑草を包丁で細かくカット。
その辺に生えているなんでもない雑草なのだが、細かくカットすると薬味のたぐいに見えてくるから不思議である。とっても見た目はウマそうだ。ただしニオイはなかなか強く、とても青臭い。
砂糖と一緒に鍋にドーン!
カットを終えた雑草を鍋にぶち込み、一緒に砂糖も投入してから弱火でじっくりと加熱!
砂糖を加えながら加熱を続けると、だんだんと全体がしっとりとしてきたぞ……! どうやら順調に調理できているようだ!
雑草ジャム完成!
そしていよいよ雑草ジャムが完成した。調理を進めるとともに雑草の青臭さは消えたが、今まで見たことのないジャムの色をしている。果たして雑草ジャムはウマいのだろうか……。このタイミングでトーストを焼き、いよいよ雑草ジャムを塗って食べてみることにするぞ!
いざ、実食!
ウマそうにトーストが焼き上がり、その上にたっぷりと雑草ジャムを塗布! ジャムのノビはあまり良くなかったが、分量はジャストだ! さあ、いよいよ食べてみるぞ……!!
しっかりと甘い!
おおっ……! おおおおおおおっ!? こいつは驚きだ。雑草ジャムもしっかりと甘いじゃないか……! 十分ジャムといえるレベルには仕上がったぞ!
しかし妙な違和感も……
しかし、食べ進めていくとどうも妙な違和感がある。身体がどこかで嫌がっている感じがするのだ……。
ジャムを調理する際にはしっかりと加熱をするため、熱処理による殺菌はできているはず。いや、でも熱処理をすれば安全という保証もないな……。ひと口飲み込むごとにかなりの体力を使うし、食べ進めるごとに違和感が強くなっていくぞ……。
やはりこれはあまり食べないほうがいいのかもしれない。どんな食材でもジャムっぽい味になることはわかったが、同時に適当に選んだ雑草を食べるのは良くないということもわかった。たとえ加熱処理をしていてもそうなのだ。
絶対に真似してはいけない!!
あとで調べてみた結果、雑草には食用にできるものもあるが、逆に毒草も存在するため、知識なく雑草を飲食するのは非常に危険だということがわかった。加熱処理をしてもダメな場合もあるらしい。今回実験を途中で中断したのは賢明な判断だったのだろう。
とにかく、知識がないのに雑草を食べるのは非常に危険なので絶対にやめよう! もしジャムを作るのであれば、雑草以外の食材で作らないとダメだ。最悪、死ぬかもしれない。
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