【カップの麺ぜんぶ食う】第217回 日清食品 どん兵衛 スパイシー豚カレーうどん ★4 | 健全なホームページ

【カップの麺ぜんぶ食う】第217回 日清食品 どん兵衛 スパイシー豚カレーうどん ★4

        【カップの麺ぜんぶ食う】第217回 日清食品 どん兵衛 スパイシー豚カレーうどん ★4
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日清食品 どん兵衛 スパイシー豚カレーうどん
調理時間 5分
麺 66g
熱量 383kcal
炭水化物 54.0g
食塩相当量 5.3g

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どん兵衛のカレーうどん。それはそれは最高なカップうどんなのですが、亜種とも呼べるカレーどん兵衛が定期的に発売されているんですよね。このスパイシー豚カレーうどんもそう。どうやら去年の春に期間限定で発売されたやつが最近になって再発売されたっぽい。


しかしこの豚カレーうどんは恐ろしいですよ。豚カレーを謳っておきながらかやくに豚肉が入っていないのですから。豚肉の代わりに大豆を加工して豚肉風に練り上げた物体が入っているのです。

別に大豆加工品を使うこと自体はまったく問題ないと思いますよ。将来的な食糧問題を考えたら、大豆で豚肉っぽいものを作れるならそんなに素晴らしいことはないですから。科学の進歩、バンザーイ!と手放しで喜びたい。

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しかし大豆加工品を使って“豚カレーうどん”を名乗るのはどうなんだ。ある意味詐欺のようなものじゃないのか。スープに豚肉を使っているとはいえ、これはまずいと思いますよ、僕は。

ジュースだって果汁が薄いものは果物の写真を使えないとかそういう取り決めがあるわけですから、大豆加工品が広く使われるようになってきたらそういう規制が必要になるんじゃないかしら。そこのところちゃんとしないと、素直に豚肉を使っているマルちゃんに失礼ですよ。


しかも本物の豚肉ではなく大豆加工品を使っているのに、入っている量が特別多いわけでもないのですよ。これもいただけない。

たくさん入っていればまだ弁解の余地があると思うんだけど、たいして入ってないのに豚肉を使うのを取りやめるのなんて、ただただコストカットしたかっただけでは?と思ってしまう。


ところが。ここまでどん兵衛の姿勢に対してブーブー文句を垂れましたが、そんな苦言を一発で黙らせるほどにスープがウマい! 悔しいけどウマい!!


いつものどん兵衛カレーうどんと比べると和風だしっぽさが薄れてカレーっぽさが強化されてるんですな。でも単純に辛くなっているというわけではなく、スパイスのキレがよくなっているとでもいうのでしょうか。それを豚の旨味でやさしく包み込んで食べやすくしている感じ。


どん兵衛の独特の麺ともバッチリ合うし、悔しいけど個人的にはすごく好きな味。ただこれは好みの問題で、万人受けするのはいつものどん兵衛カレーうどんだと思うし、必ずしも上位互換ではないですかね。僕もスパイシー豚カレーといつものカレーうどんが常時販売されるようになったら、気分によって食べ分けると思いますし。

まあやっぱり本物の豚肉を使ったほうがウマいよなあっていうのと、豚肉が入ってないのに豚カレーを掲げるのはどうなのっていうだけで、純粋に味だけを評価したらさすがのおいしさだと思います。スパイシーカレーうどんって名前だったら星5つつけちゃったかもしれない。

評価:★★★★

 

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