【カップの麺ぜんぶ食う】第114回 明星 ぶぶか 油そば ★4
明星 ぶぶか 油そば
調理時間 5分
麺 130g
熱量 771kcal
炭水化物 97.4g
食塩相当量 6.4g
今やすっかりつけ麺と並ぶラーメンの亜種として定着した油そばですが、その先駆者のひとつとして知られる名店が「ぶぶか」です。今回はそのカップ麺をいただきます。
ぶぶかのカップ油そばは2017年~2018年の2年間でカップ油そば売上ナンバーワンに輝いたそうで。カップ麺も今や次々に油そばやまぜそばの新商品が投入されていますが、カップ油そば業界においても先駆者となっていたわけですな。すごい。
フタの中はかやく、液体ソース、ふりかけ、マヨネーズという4袋構成。かやくの袋にはチャーシュー、なると、メンマの大きめの具が入っています。ふりかけの方にネギや海苔などが入っている模様。
そしてインパクトが強いのはなんといっても麺の太さとボリューム。「もっちり極太三層麺」と謳われていますが、とにかく太い。熱湯5分で戻せるのか心配になるレベル。
そんな極太麺が乾燥状態で130gも入っているんだからすごい。食べごたえという点では食べる前から満点あげられるレベルだし、大沢親分のみならずハリーだってあっぱれあげちゃうことでしょう。
湯切りをしてソースなどを入れて完成したのがこちら。美しい!
醤油ダレのいい匂いが漂ってきますし、色が濃い目なのも食欲をそそりますし、ビーム状のマヨネーズもビューティフル。
ふりかけの刻み海苔とネギが同じサイズになっているのも統一感があっていいですな。ここまで見た目が整ったカップ麺もなかなか珍しいですぞ。
量も見た目も申し分なし。香りも最高。となればあとは味が一番の問題なわけですが、味のバランスは見事に整っているもののコレといったインパクトは薄め。良くも悪くも王道のど真ん中を行く醤油ベースの油そばです。
思い返せばぶぶかの店舗で食べる油そばもこんな感じだったし、そもそも基本的に油そばがこういうものなのかもしれない。この状態でカウンター越しに提供され、卓上のラー油や酢などを使って好みの味に整える。この「ぶぶか」のカップ麺もまさにそんな状態。お好みでカスタムされるのを待っている状態なのです。
でもやっぱり極太麺は噛みごたえもあって満足度が高め。生麺っぽくはなく、インスタント麺っぽさはまったく拭えないけど、そのジャンクな感じが油そばの味付けにはよく合ってる。ただ、これを外で食べるとなるとカスタムせずに全量食べることになるだろうけど、麺の量が多いがゆえに飽きに繋がる可能性が高いのも惜しいな。
家や職場で食べられるときや、コンビニで買って食べるときはぜひお好みのトッピングを用意するべき。ネギ、卵、チャーシュー、酢、ラー油、ブラックペッパーなどなんでもいい。何かを入れて味変させながら食べれば、この「ぶぶか」カップ油そばは完全体となることでしょう。
あとラーメン屋では「油そばはラーメンよりヘルシー」なんて書かれてるのをよく見るけど、カップ麺においては逆だと思うので要注意。麺が多いから糖質もカロリーもガッツリ。こいつも700kcal超のエネルギーに炭水化物は100gに迫るレベルでした。ヒャッ!
評価:★★★★
-
前の記事
Twitterの投稿をまとめるだけ日記 8/13~8/19 2019.08.22
-
次の記事
【イベント告知】9/23(月・祝)料理研究家たちによるDJイベント「やみつきJPOPナイト Vol.2」開催決定! 遊びに来てくれよな!#やみつきJPOPナイト 2019.08.29