コロコロ時代に担当編集だった大嶋一範さんが週刊少年サンデーの編集長になった話 | 健全なホームページ

コロコロ時代に担当編集だった大嶋一範さんが週刊少年サンデーの編集長になった話

        コロコロ時代に担当編集だった大嶋一範さんが週刊少年サンデーの編集長になった話
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今から15年くらい前、僕はコロコロコミックで漫画家デビューを果たしているのですが、なんとそのときの担当編集だった大嶋一範さんが週刊少年サンデーの編集長に就任したそうです。すごいな〜!!

僕がはじめてコロコロ編集部に漫画の持ち込みをして、そのときにたまたま原稿を読んでくれたのが大嶋さん。漫画雑誌の編集さんっていうと鳥山明先生の影響でみんなすぐ「ボツ!」って言い放つような厳しいイメージがあると思いますが、大嶋さんはすごく楽しそうに原稿を読んでくれてたのが印象的でした。

その後、ネームを書いては大嶋さんに見てもらうのを繰り返し、新人賞みたいなやつの一番下に滑り込むこともできたし(賞金は0円)、経費で焼肉もおごってもらえたし(人生初体験)、コロコロに2回も掲載してもらうこともできた。大嶋さんが担当になってくれていなかったら、きっと漫画家デビューできてなかったんじゃなかろうか。

しかし僕は残念ながらまったくもって結果を出せず(アピールポイント「コロコロ史上最も絵が下手」という切り口がよくなかった)、大嶋さんにとって完全なる黒歴史に……。

たまたまTwitterでピョコタンが大嶋さんとやり取りをしていたので便乗してお祝いをしたら、返信で大嶋さんからも「確かに黒歴史」とお墨付きをいただいてしまいました。やったぜ!

おそらく星の数ほどの作家さんを担当してきた大嶋さん。芽が出なかった作家のことなんて忘却の彼方になってそうなのに、これは僕を担当したことは相当なトラウマになっているのではないでしょうか。しかも週プレの連載を読んでくれているとか……!?

返信を見てそんなことを思っていたら、なんとその直後、深夜にも関わらず大嶋さんがわざわざ電話をかけてきてくれました! 

電話では当時結果を出せずすみませんという話や、当時の懐かしい話、近況の話をしたり、改めてお祝いをさせていただいたり。短い時間でしたがたぶん10年ぶりくらいにお話できて、すごく嬉しい気分になりました。きっとこうやって人の心をグッとさせるところも編集者のスキルだったりするんだろうな〜。

当時は小学校低学年に読ませるには毒素の強いギャグ漫画、現在はバカレシピとかを考えたりしているわけですが、結局同じ脳みそで同じようなことを考えている感覚だったりするんですよね。週刊少年サンデーの売上に貢献できるような面白い漫画は描けないと思うけど、今後少しでも、何らかの形で大嶋さんに恩返しできたらいいな。

というわけで改めまして、大嶋さん週刊少年サンデー編集長就任おめでとうございます!!

ちなみに当時描いてた漫画はこんなテイストだったりしました↓

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