「ふじ正」は間違い探しが楽しい町中華! マーホなす定食とギーヨザを食べてみた【清瀬グルメ】

清瀬市と東久留米市のほぼ境目、水道道路沿いにある町中華「ふじ正」で夜メシを食べてきましたー。
……正直、つい先日までこの店名が達筆すぎて読めず、ふじ正をふじ正だと知らなかった。“ふじふ”……? “ふじ匠”……? “ふじ心”……??
道路沿いの看板だと“ふじご”とかにも読めるよなあ。まあ、少なくとも“ふじ正”には読めないでしょ。
そして店名が読めなさすぎて警戒しちゃってたのか、ずっと前からある店なのに一度も入ったことがなかったんですよね。読める店名って大事だわ!
店内はもっと読めなかった
ところが、入口の看板よりもっとすごかったのは店内のほうでした。
店内には4人がけのテーブル席が余裕を持って並んでいて、メニューブックはなくカウンター上に短冊メニューが並ぶレトロな食堂という雰囲気。アットホーム感がにじみ出てていい感じ。なんですけど……
何を注文しようかな〜と思ってメニューをよく見ると……
おわかりいただけただろうか。ラーメンから中華料理の定食、揚げ物の定食など手広く揃っているように見えるんですけど……
とりあえずメニューも達筆すぎて読めねえ!
そして見れば見るほど違和感のあるメニューばかり。みそチヤーンメ? みそネギチャンメ??
とんかソ定食? 内となす定食?? ギーヨザ????
生姜焼定食の“焼”っていう字も間違えてるし、ラーメンに至っては金額を間違えてそうな雰囲気!! 5000円のラーメン!?
中華丼とか焼肉丼などのどんぶりメニューが揃って“井”になっちゃってるのも愛おしすぎる。かわいい。なんだこれ! 間違い過ぎにもほどがあるし、ここまでくるとあざといぞ!!
料理はうまいしホスピタリティは完璧
ほんとメニューを眺めてるとニヤニヤが止まらなくなっちゃって大変だったんですけど、それだけでお腹いっぱいになるわけにもいかないのでマーホなす定食(800円)とギーヨザ(430円)を注文しました。
するとまず運ばれてきたのはマーホなす定食の方。ウハッ、量は多いし小鉢が2品もついてきてるし、しかもマーボーなすじゃん!!
マーホなすには大きめの野菜がゴロゴロ入っていて、たまねぎなんかも入ってるからマーボーなのに甘めに仕上がっている不思議な感覚。でも土台はしっかりと濃い目でひき肉の肉々しさもあり、ご飯がとにかく進む味!
もちろん迎え撃つごはんの量もモリモリよ。盤石、盤石。
おまけでついてきた大根の煮付けもまた単品で注文を取れるくらい美味しかったし、冷奴までついてきちゃったとあれば……
マーホなすに投入して、“マーホ豆腐なす”の二刀流にしちゃうしかねえよなあ!
これ、マーホ豆腐定食を注文しても冷奴がついてくるのかな? 豆腐大盛りのマーホ豆腐になっちゃうじゃん!
しかもおかみさんがこまめにお冷をついでくれたり、口を拭こうと思った瞬間にティッシュを持ってきてくれたり(卓上にはティッシュがない)とホスピタリティは高級レストラン級。なんというか、複合的にすごくいい店だな〜!
マーホなすを半分くらい食べ進めたところでギーヨザもお出まし。これも思わず笑ってしまった!
ギーヨザ、1個爆発してるじゃん!! これをそのまま運んできてくれるところも最高だなあ。
そして食べてみると爆発しちゃうのにも納得。皮の中に餡を詰め込みすぎなんですよ。むっちりと食べごたえ満点のギーヨザはニンニクも激しく効かせたワイルドな味。次の日までクサかった!
駐車場もあるから遠くからでも行きやすいし、また改めて別のメニューも食べてみたくなる素敵なお店。洗練された料理って感じはあまりないけど、そのワイルドさがいい。次は“かつ井”あたりを食べてみようかな。ごちそうさまでした〜!
麻婆ナス定食に冷奴なんてついてたら、当然こうなるわね pic.twitter.com/fD92SdKZuk
— 野島慎一郎|B級フード研究家・ライター (@aochins8) February 1, 2024
店舗情報
ふじ正
住所: 東京都清瀬市松山3-22-3
営業時間: 11時〜15時半/17時半〜20時半
定休日: なし
電話: 042-495-1444

-
前の記事
Twitterの投稿をまとめるだけ日記 2024年1月1日〜2024年1月31日 2024.02.17
-
次の記事
北海道の甘い赤飯! セブンの「甘納豆の赤飯」を食べてみたよ〜! 2024.02.24