【カップの麺ぜんぶ食う】第235回 ニュータッチ 凄麺 鴨だしそば ★5 | 健全なホームページ

【カップの麺ぜんぶ食う】第235回 ニュータッチ 凄麺 鴨だしそば ★5

        【カップの麺ぜんぶ食う】第235回 ニュータッチ 凄麺 鴨だしそば ★5
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ニュータッチ 凄麺 鴨だしそば
調理時間 5分
麺 60g
熱量 337kcal
炭水化物 57.0g
食塩相当量 8.1g

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もうこれは食べる前から2020年の優勝候補だと思いましたよね。以前にニュータッチから富士そばのカップ蕎麦が出たんですが、カップそばの常識をぶち壊す圧巻のウマさだったんですよね。

【カップの麺ぜんぶ食う】第157回 ニュータッチ 名代富士そば 紅生姜天そば ★5

ノンフライ麺の蕎麦はまるで店で食べる蕎麦そのもの。ザクザクの紅生姜天もうまかったし、記事を読み返すと「“富士そば”って名前がないほうが売れたんじゃないの?」なんて失礼なこと書いてた。でも確かにそう思ってしまいますもの。


で、半年ちょっとの時を経て今度は本当にニュータッチの凄麺シリーズの新作として蕎麦が出てしまった。間違いなく源流に富士そばカップ麺が存在している新作。こんなの絶対ウマいって!

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ただし、懸念する点があるとすれば絶品だった紅生姜天がなくなり、鴨だしそばに転生しているということ。正直、カップ鴨だしそばにはあまりいい印象がないんですよね。どん兵衛しかり、マルちゃんしかり。

鴨だしの要素がプラスされることでスープのクオリティは上がるのかもしれないけど、それに引き換え油揚げとか天ぷらという個性を失い、どうにも具が寂しくなっちゃいがちなのですよ。


凄麺鴨だしそばのかやくを麺の上に開封してみてもやはりその傾向はある気がする。ネギは大きいのがそれなりに入っているけど、ほかに鶏肉団子とかまぼこがちょろっとしか入ってないのはやや心もとない。


そんなことを思いながら熱湯を注いで5分待ち。液体スープを混ぜて調味油を垂らして完成です。調味油を垂らしたら芳醇な香りがブワーッと広がってきました。これで鴨だしの風味づけをしているんだと思うけど、かなり味も濃厚そうな気配。

ちなみに写真の時点では調味オイルを垂らしていません。麺をかき混ぜたら容器の中から調味油が発掘されました。危なく入れ忘れるところでしたわ。


で、ズルズルズルッと麺をすすってみたらもう感無量ですよ、感無量! 完璧すぎる鴨だしそば!!

まずなにより富士そばのカップ麺もそうだったけど、麺の質感が完璧すぎる。麺に生麺のような弾力があるだけでなく、ツルツルシコシコでのどごしも抜群。口の中で広がる蕎麦粉の風味。なんだこれ。本当にカップ麺かよ……!!

しかも前作はあくまでも“富士そば”として麺の質感もチューニングしているような気がしたけど、今作は純粋に蕎麦麺としての美味しさを追求している気がする。これはもう、日清もマルちゃんもまだ手を出せていないノンフライ蕎麦のジャンルを究めてしまったといっても過言ではない!!! 凄麺の名に偽りなし!!!!!!


しかも!! 鴨だしつゆも凄まじくウマい!!! 土台となっている醤油ベースの鴨だしつゆに芳醇な香りを放つ調味油が乗っかってきている感じ。口の中で鴨の香りがブワァァァァーーーッと突き抜けていく……!!!!

それなのに少し量が寂しく感じたかやくもちゃんと存在感を発揮していて、ネギの旨味もつゆに溶け込んでるし、若干パサツキ感こそあるけど鶏肉団子もすごくいい味をしてる。なにこれ!!!!! 非の打ち所なんてどこにもない!!!!!

もう紅生姜天不在の寂しさなんてすっかり吹き飛んでしまった。ハーマンが抜けてこりゃヤバいだろと思ったら澤村拓一がやって来て、ハーマンの穴を埋めるどころか大活躍しすぎてみんなハーマンのことを忘れてしまったのとよーく似てる。

凄麺シリーズなのでどん兵衛や緑のたぬきとかよりはワンランク高いけど、それ以上の価値を味わえること間違いなし! 見つけたら絶対に食べてみてほしい一品ですな。激推し!!!!

評価:★★★★★

 

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